京都でインターをビュー | 村上信夫 オフィシャルブログ ことばの種まき

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元NHKエグゼクティブアナウンサー、村上信夫のオフィシャルブログです。

京都ことば磨き塾も3回目。

すっかり和んだ雰囲気だ。

きょうは、塾長へのインタビュー。

みんなで考えたテーマは、「好きなこと&楽しみ」。

 

インタビューとは、インターをビューすること。

平たく言えば、心の扉を開けて、心の中を描写すること。

扉を開けるためには、キーが必要だ。

キーになることば、まさにキーワードを聞き洩らさないことだ。

使うことばを吟味して選び、相手を肯定する愛づちをうち、

全身を耳にして聞くことだ。

相手のことばを、鵜呑みにしないことも大事。

おかずを咀嚼もしないで飲みこむのではなく、

時間をかけてよく噛んで食べるように…。

あと、空白を恐れないことも大事。

空白は、互いの想いを巡らす時間。

その間に、ことばが醸成される。

 

話のスイッチが入る瞬間がある。

丁寧なことば使い。

さりげない突っ込み。

共感してもらえたとき。

笑顔。

愛づち…。

確たる理由はわからない。

スイッチが入ったら、あとはただ聴き入るだけでいい。

心の扉には、キーがなくても開くスイッチがどこかにあるはずなのだ。