天羽一座のオペラぺらぺらコンサートも数えて8回目。
三井住友海上文化財団の社会貢献事業の一環として、
行ってきている。
いわば地域文化振興のため、全国の公立文化ホールと三井の
共催で、格安料金で上質な音楽を楽しめるコンサートを実施してきた。
27年間で800回を超える。
今回は、高知県香南市。
高知龍馬空港から車で15分ほど。交通至便なところにある。
演目は、喜劇『愛の妙薬』と悲劇『椿姫』の2本立て。
ボクは、ぺらぺら言うだけだが、
歌手の皆さんは、対照的な内容を続けてやるわけだから大変だ。
天に羽を広げて明るさを恵む・・・名は体を表すというが、
まさにその通りの天羽明恵さん。
ソプラノとして、愛の妙薬では、推定18歳のアディーナ、
椿姫では、推定23歳のヴィオレッタというヒロインを担う。
かたや村の大地主の娘、かたや高級娼婦。
まったく対照的なヒロインを、見事に歌い分ける。
しかも、座長であり、企画・構成・脚本・演出を一手に担う。
テノールの上原正敏さんは、180センチの長身だから舞台映えする。
甘い魅惑のボイスは、デビュー当初から女性ファンを魅了している。
バリトンの青山貴さんは、体重90キロ以上のイルデーブの一員。
今年、韓国人ソプラノ歌手と結婚、幸せ太り中。
オーケストラの代わりをピアノ一台でこなす古藤田みゆきさんは、
このぺらぺらコンサートに不可欠な存在。
終演後、ロビーに出たら、「ラジオを聞いて、しんどいときの支えにしていた」と複数の男性から声をかけられた。
そして、コンサートの感想も「楽しかった」「わかりやすかった」
「オペラ公演に行きたくなった」「(ホール改修中で暖房が入らなかったが)寒かったけど、心が温まった」と、嬉しい声を聞いた。
(椿姫仕様 左から古藤田さん、青山さん、天羽さん、上原さん)
(妙薬仕様)
(花道で前説)
(椿姫オープニング)
(椿姫エンディングシーン)
(カーテンコール)
(ぺらぺらコンサートで初めてのアンコール。
乾杯の歌に、ムラカミも駆り出される)
(オールスターキャスト)
(会場の「のいちふれあいセンター」)