はるばる函館にきたわけが遅くなった。
内外情勢調査会の講演会。
先日も、宮崎に行ったばかりだが、この会には、よく呼んでいただく。
橋渡しをしてくれたのは、山本一力さんだ。
NHKを辞めると聞いた一力さんが、ボクの退職後のことを考えて、
その場で電話して、紹介してくれたのだ。
この会に参加するのは、いわゆる「地域の名士」が多い。
ゆえに、種まきをすれば、その種を、それぞれの「場」で蒔いてもらえる可能性が高い。
だが、こういう場に集う人は、「無反応」が多い。
笑ってもらえるところで笑ってもらえない。
拍手がくるところで拍手が来ない。
女性中心の講演会とは、空気が違う。
打てば響かないと、講演者としては、正直やりにくい。
だが、ムラカミは、そうなると、よけいに気合が入る。
真剣に「ことば」を紡ぎながら、話しかける。
想いをこめて、語り掛ける。
必ず、真剣なことばや想いは伝わると思うから。
急激に変わることはないかもしれないが、
ボクの話を時々思い出して、
「ありがとう」を意識的に言うことだけでも実践してもらえば、
はるばる函館まで来た甲斐があろうというものだ。
