違和感という直感 | 村上信夫 オフィシャルブログ ことばの種まき

村上信夫 オフィシャルブログ ことばの種まき

元NHKエグゼクティブアナウンサー、村上信夫のオフィシャルブログです。


テーマ:




この本を読むと、いかに知らされていないことが多いか、

事実だと思っていることが事実でないか・・・恐ろしくなってくる。

原発事故や放射能情報に関する隠ぺい、

ISDS条項(投資家対国家間の紛争解決条項)の怖さも知らずに

推し進めるTPP、

国民皆保険の存続危機とジェネリック医薬品をめぐるアメリカの狙いなど…。

増補版では、巻末に袋とじで、

安倍政権下でついに調印されたTPPの国民に知らされていない真相、

導入後も否定的な意見が後を絶たないマイナンバー制度の

危険な罠などについて緊急レポートが掲載されている。

ここまで書いて大丈夫?と思うほど、堤未果さんの直言本だ。



9.11以降、貧困化が加速するアメリカの状況に、

3.11後の日本が酷似している。

テロや災害で、国民が思考停止状態になっている中で、

政府が国民を縛る法律を作っている。

アメリカの「愛国者法」は、

発言や感情分析をして、ブラックリストを作る権利を当局に与えてしまった。

日本でも

捜査令状なしに携帯の通信履歴の差し押さえも出来るようになっている。


アメリカでは、政府とメディアが一体となり、国民を誘導している。

スローガンで煽り、敵を作り、「戦争」を作っている。

イラクのフセイン、リビアのカダフィ、シリアのアサド・・・

次々、悪者を作って、攻撃ターゲットとしていく。

情報が氾濫し、情報を吟味咀嚼するゆとりがない。

さらに、大衆の無関心が、ファシズムを育んでしまう。

教育現場にも市場原理主義が持ち込まれ、

学力を数値化する点数至上主義が、多様性を奪う。

自分の「頭」で考えなくなる子が増えていく。

画一化された人材育成、競争原理が第一という価値観がはびこる。

「違和感という直感」が鈍っていく。

ゆゆしき事態なのだ。


だが…堤さんは希望を捨てていない。

違和感を抱いた人が、少しずつ増えていけば、道は開けると信じている。

情報を鵜呑みにせず、情報を多角的に集めて比較し、

過去も紐解き、自分で「真実」を見つめていくことだと訴える。

「意図」を読み取る想像力と直感を磨くことを怠らないことだ。

未来を諦めない大人たちの存在が、子どもたちの勇気になる。


堤未果さんと、今月20日、大阪・隆祥館書店で、トークライブをする。

事実と真実の見極めいまだから語れるNHK報道についても!?・・・

興味深いトークになるはずだ。ぜひご参加を!

申し込み、問い合わせは、06-6768-1023へ。




村上信夫さんをフォロー

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス