タイトルの数字の意味するところがわかるだろうか・・・。
わかる人は、明治学院大学の卒業生。
1973年入学、社会学部185番という意味だ。
今年で、入学40年なんだ・・・と改めて感心。
その学籍番号で話が通じる人に初めて出会ったそうだ。
その人は、74S-105。田久保浩貴さん。
ボクより1年後輩の社会学部だ。
卒業後、学籍番号のわかる人に初めて出会ったそうだ。
「じゃ、キャンパスであっていたかもしれませんね」と言うと、
「いや、ぼくは、自動車部でしたから、ほとんど授業にでてないんです」
田久保さんは、佐賀県出身だが、三重県鈴鹿市に来て、
鈴鹿サーキット交通教育センターで教官をしていた。
だが、51歳で早期退職して一念発起、「蕎麦屋のおやじ」となった。
ところが、開業1ケ月で膀胱がん発覚というアクシデント。
1回目の手術から8ケ月後、再発。
5人の子の父である。開店ほどない時期。死ねない。
持ち前の気力で粘りぬき、空の心境で立ち直った。
なんでもお見通しの椿大神社の山本宮司から、「蕎麦ならここ」と
教えてもらったのだ。蕎麦を食べたいと思っていたことを見抜かれ、
その店の主が明治学院大学出身だということを察知しての引き合わせ。
まさに「縁尋機妙(えんじんきみょう)」
良い縁がさらに良い縁を尋ねて発展してゆく様は誠に妙(たえ)なるものがある
との言葉通りの出会いだ。
51歳の誕生日に開いた「空」
十割蕎麦。歯ごたえよし、味よし。
量的にも満足のそばがき