力強く歩きたい と思った
くたびれて 疲れ果てて
自分に負けそうになりながら
幾たびも幾たびも 思い直して
もっと力強く進みたい と願った



そして新しい年が来ると
その新しい年が笑いかけてくれた
汚れていない 新鮮な風と光が
いつでも むこうから声をかけてくれた



きみ 目標は きみが選んだのだよ
だから たとえきみが目をつむっても
その目標は 決して消えないのだよ



自分で選んだ 一つの大事な目標が
むこうから私たちを救ってくれるのだ



~宮澤章二 詩集より~