衛星劇場で放送中の「清越坊の女たち~当家主母~」原題「当家主母」24話まで視聴しました。
なんと卑劣な蘇州府・曹文彬、織造局・李照(王雨ワン・ユー)に苛立ちます
沈翠喜(蔣勤勤ジアン・チンチン)はただ真っ当に商いをしているだけなのに・・・
組合を作り、生糸の値を安定させる沈翠喜、それでは不正な利益が出せない李照は何かと沈翠喜を陥れますが、これまでどうにか乗り越えてきた沈翠喜。
そして李照と犬猿の仲の曹文彬を何かと助けてきた沈翠喜なのに・・・
今回、李照の悪事の証拠を曹文彬に掴ませ、李照を捕らえるはずが・・・欲と保身のために寝返った曹文彬
そして二人が共謀して沈翠喜を、任家を陥れようと・・・それも完全なでっち上げで
やっと婚礼にたどり着けた任如風(李逸男リー・イーナン)と林舒芳(張慧雯チャン・ホイウェン)の婚礼の日、大勢が集まる中で「任如風が沈翠喜と密通し、兄である任雪堂(徐海喬シュー・ハイチャオ)を殺害した」と任如風を捕らえ拷問 さらに沈翠喜も捕らわれ杖刑に
女が捕らわれ杖刑を受けるということは貞節を汚され、釈放されても生きることが難しい時代・・・
さらにさらに任家の財産を差し押さえ、没収
任如風、沈翠喜が捕まり、託された若女将となった林舒芳は気丈に振る舞い、曽宝琴(楊蓉ヤン・ロン)は任家を守るために今まで拒んでいたのに自ら妾として任雪堂に嫁ぎ、任家を守ろうと・・・
共に力を合わせて女性たちが強い意志と心で気丈な行動で抗うけど、その都度卑劣な策で任家を追い詰める曹文彬と李照
あー、ついに任如風の母・陳夫人が沈翠喜と任如風の無実を訴え、太鼓を鳴らします。街中に太鼓が響きます。
そして集まった人たちの前で自らの命で二人の潔白を訴えた陳夫人
聡明で強い女性が多く描かれる今作の中で、普通の女性、普通の母であった陳夫人、そんな彼女でしたが、長年暮らして世話になっていた任家、愛する息子、愛する嫁、信頼する沈翠喜のために・・・
人が死んだことで、お上から追及されるかもと状況が変わり、すべての罪を沈翠喜にかぶせることにした曹文彬と李照 罪状もがらりと変わり「沈翠喜は任雪堂と曽宝琴の仲に嫉妬して任雪堂を殺した」と
沈翠喜も陳夫人の自害を知り、任如風を、任家の者たちを助けるためについに供述書に拇印を押します
それにより任如風は釈放されますが・・・
お母さん、亡くなっていて辛いよ、沈翠喜は犯人として牢だし・・・
そんな中、曽宝琴は李照を訪ねます。
双面緙の技法と引き換えに沈翠喜を助けて欲しいと・・・
視聴者はわかっています、主役がこんな途中で亡くなるわけがないと、だから沈翠喜が助かるわよね
さあ、どう助かるのでしょう
曽宝琴の提案を李照が受け入れるのか
もう、本当に曹文彬、李照が腹立たしいです。
特に曹文彬 さんざん沈翠喜に世話になりながら、すぐに欲に目がくらみ、ころころ態度を変える
そしてついにはあらぬ罪をかぶせる最低の男です。
こんな官吏たちに腹立ちながらも今作の女性陣が本当に頼もしい
女であるがゆえに生きにくい時代に、次々襲い掛かる官吏たちの罠に大切なものを守るために必死に抗う彼女たちが見ていて涙が込み上げるほど辛く悔しいけれど、その抗う姿はなんだか気持ちいい、そして互いに信頼しているのが心地いい、頑張れと応援したくなります。
これからどんな結末に向かっていくのか、わかりませんが多くの人に見て欲しい作品です。
ついに想いが通じて
任家の女たちが仲がいいのも心地いい
女性陣は皆迫力ある
腹立たしい二人ですが、いつも味のあるいい役者です。