先生からは病気のことや治療薬についての説明がほとんどなく、「質問してはいけない」オーラもすごいです。お忙しいのはよくわかるのですが、いきなり治療に入ってしまって、自分の中でいろいろと消化不良です。前向きになるような言葉もなく、次の治療への展望もなく、病院に行くたびに凹んでしまいます。


たとえば、「多嚢胞性卵巣症候群だから。放っておくとひどくなるよ。今日は注射ね。」じゃなくて、「排卵すれば大丈夫だから、難しいこともあるけど、うまくいく薬の種類や量を見極めていきましょう。今回は注射でやってみよう。」と言われたら、少しは明るい未来が見えてくるのになと思います。


今回はクロミッドで誘発しましたが、卵胞は育ったものの、頚管粘液はカラカラで、内膜も4mmしかありません。妊娠の可能性はほとんどないでしょう。「内膜薄くて大丈夫ですか?」と訊いたら「それでもタイミングとってみて」と言われました。

「4㎜でも妊娠したという症例報告もあるし、子宮内膜がないところに着床すること(子宮外妊娠)だってあるんだから、可能性は低くても、ゼロじゃないからね。」と言ってくれたら、私の凹み方も大分違ったと思います。


でも、この先生の外来はとってもとっても混んでいるので人気はあるのだと思います。私と合わないだけなのでしょう。

私は凹みやすくて、治療に対しても根拠(病態生理、ガイドライン、最新の知見等)を求めてしまう上、治療の展望(Aという方法がうまくいくのは何%で、これがダメだった場合はBをして、その方法の妊娠率がどのくらいで、どんな副作用がどの程度出る可能性があるか等)が見えないと不安な性格なのです。

相当めんどくさい患者ですね……。