引き続き、Toshiro Kubota. Update in polycystic ovary synrome: new criteria of diagnosis and treatment in Japan. Reprod Med Biol. 2013;12:71-77を読んでいきます。
治療の続きです。
2.挙児希望のない場合
肥満のあるPCOSの場合、減量と運動が推奨される。
肥満がなく無排卵の場合は、ホルムストローム療法、カウフマン療法、
低用量ピルで定期的な消退出血(破綻出血でないちゃんとした月経)
を起こすようにする。
PCOSを早期発見することは、エストロゲンのみの曝露によって引き起
こされる子宮内膜過形成や子宮内膜癌のリスクを減らすことになる。
PCOSは子宮内膜癌のリスクがが2.7倍。
ほとんどの子宮内膜癌は高分化性で予後は良い。
ホルモン療法により、子宮内膜過形成や子宮内膜癌を防ぐことが重要