三峯神社の奥宮をヒャッホウと駆け下りているかのようですが、まったくテンションは上がっていません。
道中もずっと
なんで奥宮とか奥社とか山奥につくるんだ！手前宮でもいいじゃないか！！
と悪態をつくほどしんどかったのです。
過去に参ったどの神社も奥宮は小さい。本殿に比べるとちょこんとしてる。そしてちょこんとしたものは険しい道の先にある。
このちょっと面倒な場所にあるというのが奥宮の魅力なんだろうな。
だって考えてみてよ。奥宮がもし簡単にたどりつける場所にあってこじんまりしたお社だったとしたらさ、それほどありがたく思わないんじゃないかな。
けっして苦労至上主義ではないけれど、その険しい道中に芽生えた思いや体との対話がそのまま奥宮の存在意義につながってるんだと、三峯神社の奥宮までの道のりで感じた。
奥社から戻るとこの勢いに乗じて境内の少し先にある御仮屋神社へ参る。
ここは三峯神社の眷属のオオカミが祀られているところ。眷属とは人と神さまの仲介役。
早朝のご祈祷と同時に眷属を1年間レンタルするサービスも受けてきたので、そのオオカミが祀られているんなら挨拶しなきゃと行ってきました。
こちらが眷属のお犬さま。
狛犬じゃなくてオオカミなの。
三峯の初日に夫の泰三くんにオオカミがレンタルできるときいて、借りる借りる！！と前のめり。こういうときはテンションが高い。
なぜならばどハマり中の海外ドラマ『ゲームオブスローンズ』に登場するメインキャラ、スターク家の子供たちはダイアウルフというオオカミを一人が一匹ずつ飼ってるの。
これでわたしもスターク家の一員に！！
鼻息荒く書きましたが全員災難に巻き込まれます。善良な家族に理不尽な仕打ち。でもそれがドラマというものよ。
オオカミレンタルの初回は木箱をもらうのですが（買うんですよ）、お札と箱を手渡され、この中にオオカミが入ってると思うと話しかけずにはいられません。
「一緒に帰ろうね〜」とキャリーバッグにつめました。
御仮屋神社でレンタルオオカミの名前はなにがいいかしらと参拝しながら考えていて、ふとよぎった「サマー」はどうだろう、とたずねてみたけどなにもおこらない。
え？じゃあウィンター？
なにもおこらない。
オータム？
風がピューっと吹いた。ピューっと吹くジャガーかよ。
念のため季節を一周しよう。スプリングは？
再びピューっと吹くジャガー。
秋か春がいいみたい。はるちゃんになるのかな。
そのあと摂社末社を参拝。
たくさんあるので気になるところをピンポイントで。
こちらは国常立神社。
そんで途中で見つけた大きなイモムシに大はしゃぎ。
そしてやっとお昼ごはん。
帰りのバスの時間まで30分あるから、再び会いにきました。
ビジターセンターの剥製ツキノワグマ。
また会えたね。
あっ、また剥製に擬態してる。
目を離すとすぐにこれだ。
おやつ持ってるから剥製っぽくないポーズだな。
でもあの顔が剥製顔だと思ってるんだな。
これにて三峯神社三部作ブログはおしまいだよ。
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東京に戻ってすぐにゲームオブスローンズをみたら、「サマー」という名のオオカミが出てきた。そうか。すでにサマーはいたのか。
となると、オータムかスプリング。秋子か春子だね。
オスだったらゴメン。
オオカミレンタルの正式名称は
御眷属拝借です。
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