2012年に見た映画です。

 

 

ハンナは家族と共にNYで幸せな毎日を送っていた。そんなある日、突然テレビから聞こえてきた声が瞬く間に彼女を、自ら封印していた思い出の中へ導いていく。それは、32年前、彼女がポーランドの強制収容所に囚われていた時の思い出だった。あらすじ ぴあ映画生活より


ナチス系の映画でと言うと思いだすのが「愛の嵐」と「愛を読む人」で、戦争が終わった後でも終わる事のない人の心の闇を感じました。

 

 

愛の嵐では主人公の2人は破滅へと向かい、愛を読む人もその闇から逃れらずにお話が終わるのですが、この映画では長く続いた闇に別れを告げ、2人が本当にこれからを生きていけるのだと暗示させるラストが良いなと思いました。

子供が生まれてから結末がはっきりと描かれたハリウッド映画が多くなりましたが、この様に余韻に浸れるヨーロッパの映画.........やっぱり好きかもしれません。