座・高円寺で麿赤兒率いる大駱駝艦の壺中天公演(若手公演)、齋門由奈振鋳(振り付け)・演出・美術の新作「月夜に」を観た。

 

チラシにあるようにマクベスの三人の魔女ならぬあの世(月)の老婆三人が長屋の屋根の上から見張る中、そこに暮らす市井の人々の生活が描写されていく。

 

いつもの吉祥寺の劇場(大駱駝艦の本拠地事務所兼稽古場兼劇場)よりも横幅がある座・高円寺の空間を意識した長屋の美術がいつもの壺中天の作品とは違った味を生んでいた。

 

舞踏ではあるものの、踊りに加えてかなり無言芝居の要素が入った作品で若手らしい試みが見られた。