東京芸術劇場シアターイーストで世界でも高い評価を得ている現代美術家、束芋とフランスのコンテンポラリー・サーカスパフォーマー、ヨルグ・ミュラーによる国際共同制作作品「もつれる水滴」を観た。

 

 

前半はこちらの写真にあるように、ミューラーが大きな白い布をまるで生きている生物のように操る布のジャグリングで構成されている。後半に入ると、そこにさらに束芋作の映像が重ねられ異次元の世界が広がる。

 

2年間の準備期間を経ての作品発表とのことだが、個々の魅力が十分に活かされる形の方向へ向かっていたかどうか疑問が残った。お互いに気を遣うあまり、ちょっと消化不良な後味に。