善悪に悩んだ時に | Wakeのブログ

善悪に悩んだ時に

小さい頃に親から何度も言われた事は「自分に厳しく、相手に優しく」という教えでした。


「善」「悪」の概念が解らなくなった時に思いだした事で、相手を助けに行ったつもりが、実は騙されて利用されていた事がありました。


善意のつもりの手助けを利用されたのは本当にショックでした。


今の世の中で嘘は悪い事とされていても、全てが犯罪として罪を受ける訳ではありません。


そう思うと自分の中で「騙されて利用されるより、騙して利用してやる!」と思った事がありました。


同じ時期に読経による瞑想が鬱病に良いという話を聞いて、東京の深川不動尊のおごま修行に行って一緒に読経してみました。


読経に加わると結構気持ちが良かったので、何度か通ううちにお経の内容に興味を持って、瀬戸内寂聴さんの本で内容を勉強しました。


優しくて良い話が多く、「やっぱり人を騙すような事はやめよう」と思いとどまる事ができました。

後で調べて思わず笑ってしまったのは、不動尊の本尊である不動明王の役割が「仏道から外れる者を縄で力づくで連れ戻す。」という事でした。


今でも東京に行った時にお礼を言いに参拝しています。