「邸下(チョハ)。邸下(チョハ)。」
何か気に入らないことでもあったというように眉間に皺を寄せたヨンの姿に、チェ内官が不安そうな表情を浮かべた。向かい合って座っていたモク太監(テガム)も、もしや自分が失言でもしてしまったかといても立ってもいられない様子だった。しかし、ヨンの関心が行く先は、目の前にいるモク太監(テガム)ではなく、その後ろにいるラオンとユンソンだった。何かを巡って喧嘩を繰り広げている二人の姿がしきりに気になって仕方がなかった。
「気に入らん(マウメ トゥルチ アンヌングン)。」
壇上で笑顔のユンソンと、しび横にいるラオンを横目で見ていたヨンが、眉間の皺をさらに深めた。
「ですから小人(ソイン)・・・・・そのような意味で申し上げたわけではなく・・・・。」
モク太監(テガム)はヨンの訳の分からない一言に冷や汗をかいて言った。お腹に子供のいる女人のような目いっぱい大きく膨らんだ彼の腹が不安げに揺れていた。そんなモク太監(テガム)の不安な気持ちなど眼中にもない様子のヨンは、壇上にいる二人に鋭い神経を集中させた。
しばらくすると、ヨンの不機嫌な様子に気付いたのだろうか、ラオンとユンソンの姿が同時に消えた。しかし、それはさらにヨンの気持ちを苛立させた。清国の勅使であるモク太監(テガム)が並べ立てる話もひとつも耳には入っていなかった。
「邸下(チョハ)。こちらもお気に召されないのでしたら、他の方法もございますですから・・・・。」
ずっと険しいままのヨンの表情を伺いながらモク太監(テガム)が忙しく目を転がした時だった。
「まったく気に入らん。」
ヨンがとうとう席を蹴って立ち上がった。
「小人(ソイン)が何かご無礼でもいたししましたでしょうか?」
驚いたモク太監(テガム)が不安げな顔で小さな目を震わせた。
私が何か失敗をしてしまったか?一体なんだ?何をした?
聞いてみたい気持ちでいっぱいだったが、ヨンの勢いがあまりにもすごかったので、口を開くことすらできなかった。
そうして、不安な様子で戦々恐々としているモク太監(テガム)を置いたまま、ヨンはどこかへと向かった。さっきからしきりに神経を逆なでしてくる、二人のいるところへ。
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邸下(チョハ)・・・・。(びくびく)
・・・・・・。
・・・・・・。
遠くでこそこそ言い合うユンソンとラオン♡ (笑)
・・・・・。
心ここにあらずのヨン・・。
(何やってんだアイツら・・・・!!)
(しかもなんか近くないか?
ラオンが何か嫌がってそうだけどユンソン楽し気だし
←自分がやるのはいいけどユンソンがやるのは心から腹が立つ)
我慢できずに・・・飛び出しちゃった!!!!
今回から時間ある時は面倒がらずにスクショ頑張ることにしました~(〃∇〃)
ぼやけてる・・・それはごめん。。
さて~。。次は
『十一. 今、かなり危ない発言をされたのではありませんか?』
きゃ~~~~~っ♡危ない発言って????о(ж>▽<)y ☆
の、巻です。
ここ。
欲しかったね。
見たかったよね・・・(*´ω`*)
ドラマにあってよかったシーン♡