自虐の詩 | を観た。~3行映画評~

を観た。~3行映画評~

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自虐の詩を観た。時代設定が若干似ている"嫌われ松子の一生"とは比べ物にならないほどつまらない。もちろん同じ監督ではないのだが、観客にとっては貧乏で不幸な中谷美紀がかぶる。相手役、無口で一途な阿部寛も良くない。キービジュアルの飯台をひっくり返すスローモーションで(隣部屋のカルーセル麻紀以外に)誰が喜ぶのだろう?しかも、何度も何度も見せられる。"お客は引いてるよ"と教えてあげたい。終盤"大量の自転車を避けようとして、出前のオカモチを持ったまま、歩道橋の手すりをよじ登って転落する"は、漫画なら成立するかも知れないが、実写でやるとこうなる。主人公はじめ、遠藤憲一などの脇役の気持ちの動き、どの瞬間にも同調することができない。このキャストでお金と手間をかけるなら、他にいくらでも映画化作品候補あっただろうに、と、素人は思うけどなぁ〜の一本