Escoffier(エスコフィエ)
にお邪魔してまいりました
ソニービルからすぐの場所に佇む小さな間口にフランス国旗が目印
階段を上って2階にあります
テーブルセッティングもオーソドックス
レトロなガス灯がキュート
窓も昔から変わらない赴きある出窓に真っ白なレースのカーテンが潔い
まずは食前酒にキールロワイヤルをお願いして、乾杯
今回はEscoffer セレブレーションコースをいただきました
オードヴルの盛り合わせ
*お魚のテリーヌ
*鴨肉の薫製
*スモークサーモン
*生ハムのイチヂク巻き
*サラダ
お魚のテリーヌは文句なく美味しい
かけられた少し酸味のあるオーロラソースとの相性がまた素晴らしいです
全く臭みのないさらっとした鴨肉はバルサミコソースを付けていただくと甘みが加わり更に美味
ビッグなスモークサーモンも程よく脂がのり、ディルやバジルのソースを付けていただくとフレッシュさが加わりなんとも味わい深いです
生ハム×いちぢくは王道ですが、やはり美味しいですね
パンに添えられるバターはこんなかわいいバター
オリーブオイルもいただけますが、30年前はオリーブオイルはなかったそうです
確かにオリーブオイルがこんなに普及したのってここ数年ですものね
パンは自家製ではなく、木村屋さんのフランスパンだとか
パリパリの薄い皮にふわっとした生地が包まれていて文句なく美味しいフランスパン
実は木村屋さんでパンを買っていたので、木村屋さんの手提げを見せたのですが、業務用は配合が違うのだとか!!
どう違うんだろう??
鮮魚と海老のグラティネ
お魚料理は鮮魚と海老のグラティネ
帆立、白身魚、海老とホウレン草がオランデーズソースのグラタン風に仕上げられています
惜しみなく使われた卵黄と生クリームのこってりとしたしっかりとしたソースは、ニューベルキュイジーヌとは対局をいく王道の昔ながらのフレンチのお味
グリルされて香ばしい帆立、海老にからめていただくとまったりとしてコクがあり止まりません
ホウレン草×オランデーズソースも昔よく母が作ってくれたので懐かしい
和牛のグリル 黒トリュフソース
甘い玉葱に人参のグラッセ、四角豆(熊本産)、蕪の添えられた和牛のステーキ
和牛は脂もする~っと口溶け滑らか
甘みあるソースをたっぷりと付けていただきます
お魚料理もお肉料理もとにかくソースまで美味しいのが嬉しいです
昔から変わらぬレシピで作り続けているというだけあって、どっしりとした風格のあるフレンチが味わえます
最後の一雫までパンで拭っていただきました~
店員さんにも
「こういう風に食べてもらえると嬉しい」
という嬉しいお言葉をいただきました
自家製デザートとシャーベットのデュエット
*栗のロールケーキ
*木いちごのシャーベット
*ココナッツブランマンジェ
*フルーツ(いちぢく、柿、ブルーベリー、ラズベリー)
栗のロールケーキもどっしりとしっかりとしたロールケーキ
ビスキュイ生地でこっくりとした栗のクリームを巻き、中心には生クリームとマロングラッセの角切りが
しっかりと栗の味わいを楽しめ、とっても美味しいロールケーキに頬が緩みます~
ココナッツブランマンジェもしっかり甘くて美味しい~
木いちごのシャーベットも甘酸っぱさがちょうど良い
どのお料理も昔からのレシピそのままだそうです。
一度20年前くらいにニューベルキュイジーヌが台頭してきたころに少し変えたところ、お客様から変えないでほしいという声があり、元に戻したのだとか!!やっぱりいつまでも変わらぬ伝統の味を守り続けてほしい名店ですね。
お食事中にいただいたワインは、直接買い付けに行かれたというワイン
フランスのドメーヌ・ド・フロリアン(リコ家)というドメーヌのワインです。
フルーティーな香りにあっさりとした飲み心地のとっても飲みやすいテーブルワイン
白は2008年、赤は2003年のものをいただいたのですが、どちらもかなり好みで大満足
エスコフィエ (フレンチ / 銀座、日比谷、東銀座)
★★★★☆ 4.5