キョロキョロ今回もご訪問くださりありがとうございます。


・・・・・分かりました」

続き

やはり先ほど云ったのと同じですね

<はい>

すいません、と頭を下げている時に頭から鍋の汁が飛んできたのでしょう。

それで背中まで汁がかかったのですよ。

<はーぁ、分かりました>

「おい、お前の云った事はご本人も納得した。その他にはどのような事をしているのだ」

「その他と云うよりも私は、食い物が無くて山に逝ってイノシシとかシカとかタヌキとかを捕って喰っておりました。やっと喰えたのを、そうやって足蹴にされて頭から熱湯を被せられてこっちに来てしまったものですから、悔しくて、悔しくて。ですから私は、何かが喰いたい、あれが喰いたいと想ったとき、こいつに喰わせているのです。ところがこいつが、もう喰えんと云いますが、それでも私は無理やり喰わせております。ですから、こいつ食う時には、もうキチガイのようになってからガンガンガンガン喰っておりますよ。それも自分ではおかしいと想いながら、こいつは無理やりにガンガンガンガン喰って“俺、どうしてこんなに喰うんやろうか?”周りの人が見たら“この人なんかおかしいのやないやろか?この喰い方は、異常じゃわ”と良く言われておりますよ。自分でも“おう、わしもなんかおかしいけど、それでもなんか勝手に手が動いてガンガン入るんじゃがなぁ”と良く云っておりますよ。」

「そうか、ではそれはご本人が言っていると言うことか」

「さようでございます」

「では、それも確認してみよう、少し待て」

「ああっ、分かりました」

<その通りです>

その通りですか?

<はい>

では、これまで異常なくらい食べていたのは、食べさせられていたと言うことですね。

「おい、今は、ご本人は生まれ変わっているが、お前に悪いことをしたと云って謝っているぞ」

「いやーっ、もうこんなもの、謝ってどうなるものでもございませんよ。だったら、お前も頭から熱湯をかぶれ!こっちに来いよ!そうしたら同じように許してやるよ。それしかできません。かか、神様、お許しくださいませ。」

「よーし、分かった。その他にはどのような事をしているのだ」

「その他でございますか?其のほかと云うより何時もこれは、私らが、やはり百姓で貧乏して、いっつも食い物がなかったので、いっつも地面をみたり、どっかに何か食い物が無いか?といつも探していたのですが、それと同じようにこいつも、どっかに食い物がねーかなぁ、どっか何か落ちていないかなぁと、何時もウロウロ、キョロキョロさせておりますよ。」

「そうか、ではそれもお前がさせていると言うことか」

「さようでございます。私、今でも、私が死んだのは夏の暑い時だったのですが、その暑いときに頭に熱湯をかけられたもんでございますから、私、どんな事があっても、いっつも体中がヒリヒリして、寒くてもヒリヒリして、暑くてもなんか気持ちが悪い。いつもだからこいつも一年中体がなんかおかしいのですよ。手なんか何時ももう、なんかしたら何時ももう!”ああっ、また手がこんなになって、また手がこんなに”といつもおろおろして、何か手につけておりますが治る訳がございませんよ。わ、私がしているのですから」

「そうか、では一年中そのような状態と云うことだな」

「さようでございます。」

次回続く