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・・・・・するとやはり霊的エネルギーが発散している。

続き

だから大変お手数をお掛けすると思うが、お見えになるたびにお名前をお書き願わねばならない。(初期の頃)

まぁ簡単に言えば、一般の霊能者のようには霊が視えない代わりにお名前で分かるということだ。

その後、おばあさんのお名前を呼び、不穏なエネルギーの主を私の中に呼び込んだ。

そして、

「オマエは誰だ!?」

と聞くが、やはり何の返答もない。

それどころか念を入れても全く動じる気配もない。

まさに、念が跳ね返ってくるように手ごたえがないのだ。

まぁそれでも数十分は念を入れ続けたであろうか。

しかし、これ以上念を続けても出てくるまでには数日間は軽く掛かるだろうと思われるぐらい大物の気配が漂っている。

何しろ念が効かないのだから致し方ない。

気配とは、これまでの化け物や妖怪と同じような訳の分からない物の怪の存在を感じ取ったからだ。
 
おばあさんは両手を胸の前で合わせ、目を閉じ苦痛に喘ぎなら堪えている

「もう目を開けてもいいですよ。これから私の方を良くみていて下さい」

と伝え、除霊を一旦中断する。

中断するとは負けたからやめると云うのではない。

これから大きな賭けをするのだ。

その賭けとは、地獄の淵に落とされていたご相談者の魂を上に引きあげた様に、この化け物にもそれを試してみようと思う事だ。

以前、魂を引き上げた時と同じような動きをした。

すると

「ううう、うちゅうそうすいさま・・・まままけました・・・もう離れます」

と私の顎が上に引っ張りあげられているかのようになり、化け物らしきものが云う。

あれ程強く抵抗していたものがあっけなく”負けました!”と云って離れたのだ。

魂を上に引き上げた時と同じように、ゴボウ抜きにして吹っ飛ばそうと思っていたのに、残念ながらその前に逃げられてしまった。

しかし、おばあさんの魂からは引き離す事に成功した。

これまで、数時間から数日懸かっていたのが、僅か10数分で終わった。

魂の引き上げといい、まさに神の領域に達したと云っても過言ではないだろう。

だがまだ安心は出来ない。

後頭部には、先ほどの化け物の余韻が残っているのだ。

と云う事は、まだ”居る”可能性を捨て去る事はできない。

これまで数々の化け物を私の中に取り込んでみたがいずれも”もう離れます”と何回となく私に云ってはきた。

だが額面通り本当に離れているのだろうか?

次回続く