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続き

・・・前のヤツ、あっ侍みたいだったですネーお侍さんでなんかえらい上の方みたいやったですよ(前に居たのは侍大将)その方も腹かなんか、切腹されたんですかネー」

 

「そうか。分かった。ちょっと待て」

 

やはり一番最初の侍大将の事を云っているようだ。

 

その、侍の自害の仕方が切腹だったのだ。

 

一人の人間に複数の怨霊が憑いている場合、その怨霊同士はお互い見知っている、と言う事になるようだ。

 

ましてや、受けたキズの状態まで知っていのだ。

「そうか切腹していたのか?」

 

「さようでございます。相当怒っておりましたからネーあの方も。私なんかは近づく事も出来ませんでしたよ」

 

「それが居なくなった、と云う事か」

 

その侍は前回130日間の謝罪で離れて逝った。

 

その事を云っているようだ。

 

私は知らぬふりをして。

 

「いえっ、そりゃなんかその方は居なくなりましたネーですから私もこうやっているんですけど」

 

「で、この女が我にお前の斬られたキズを治して欲しいと云うのだ。そしてご両親に会えるようにしてもらえないか、と云っているがどうすろ?キズを治してやろうか?」

 

「キズが治る訳ないじゃないですか?こんな血だらけの体が」

 

「治るわけない?ではもし治ったらこの女から離れて上にあがるか」

 

「治ったら、ですかー。本当はですネー父上に会いたいんですよ、父上母上に。だけどこんだけ血だらけになっていると逝けないんですよ」

 

「では、我がそのキズを治してやるから、この女に対する恨みを忘れるか?」

 

「いやっ!そりゃ万が一万が一私のネ、このキズが治りましたら離れますよ」

 

「おい、ところで、お前の治療代をこの女が出す、と云っているぞ」

 

「えっ!お金が掛かるんですか?」

 

「そうじゃ。だがお前に金の請求はしない。この女が払うと云っているのだ。どうする?」

 

「いやっ、本当でございますか?いかほど掛かるんですか?」

 

「相当金が掛かるのじゃ。自分の持っている金を皆持ってくると云っている。そこまでしてもお前のキズを治したいと云っているのだ」

 

「ウワワッ(泣)、そこまでしてくれるのなら私も恨みを解きますよ。そうか、そこまでしてくれるのか、そこまでしてこの私の体を治そうとするのなら、この女の恨みを一切忘れますよ。そして上にあがりますよ」

 

「そうか。では今から治してやるから治ったら上にあがるか?」

 

「ウエ?あ、あがあが、あがります。ほんともう血だらけですから寒くて寒くて」

 

「そんなに寒いのか?」

 

「寒いんですよ」

 

「お前が斬り殺された季節はいつ頃だったのだ?」

 

「私が斬り殺された?それは寒い寒い時ですよ。もう雪ですよ雪。もう辺り一面雪でございますよ。さむーいから急いで帰っていたんですよ。手を”ふうふう”しながら帰ってたらネー突然この女とあの男が現れて何も云わずに一太刀!一太刀ですよ。スパーット肩からやられたんですよ。後覚えていないんですよ。こっち来たから」

 

「そうか。では今居るところは寒いのだな」

 

「寒いんですよ、ここはっ」

 

「雪は降っているのか?」

 

「雪は降っていないんですけどなぜかここは寒いんですよ。なんか薄暗いんですよ。もう霧ばっかしでどこ視ても霧ですよ。なんかもうずーっと鬱蒼としているんですよ」

 

「そこにはお前以外にニンゲンは居らんのか」

 

「何か居りますよ。うろうろうろうろしているのが居ります。なんかここに居るのはネー皆不気味ですよ。酷い斬られ方とかネーむちゃくちゃなヤツも居りますよ。まぁここはお化けの集まりみたいなところですよ」

 

「そうか、ではお前はそこから離れて上にあがれば、お前の両親とも会えるし家族とも会える。そしてまた人間界に居たころのように和気藹々とした日々を過ごせばいい」

 

「さようでございますネー夢のような話でございます。私にそのような夢のような話をしないで下さい(また泣き声に変る)もし治らなかったらまたここに来るじゃございませんか?」

 

「だが治ると云ったら治るのじゃ。必ず治してやる」

 

「本当に治して頂けるんですか?」

 

「そうじゃ。今から我の元に跪いておれ。分かったな動くなよ」

 

「治して頂けるのでしたら、私何でも致します。貴方様がもし私を治して頂けるんでしたらこの女からも離れます。しかしこの女本当にお金払うんですか?これお城でも有名やったんですよ。こいつ色々云うが絶対金出さん”あいつは貯め込んで貯め込んで”とわりと噂があったんですよ。ですから、この女が、今金を出すちゅうので私ビックリしましたよ。金に対してもしっかりもんでございますよ」

 

「ははっ、そうか」

 

貴女しっかりもんだったようですねー

 

<えっ、エヘヘッ・・・いやっ>と照れ笑いをする。

 

続く