なにかのブログで「50歳を過ぎるとアパートを借りるハードルが一気に高くなった」という記述を見た。その方は、子どもの契約で乗り切ったらしい。調べてみて驚いた。55歳を過ぎると不動産屋に相手にされなくなり、内覧すらままならなくなると多くのサイトに記載されている。常識的には65歳からという認識があったが、大間違えであった。

今の住まいは私が53歳のときに契約した。7-8年位住み、65歳前に終の棲家へ引っ越すつもりでいたのだ。だからエレベーターのない階段の四階である。

 

大失敗である。

 

妻に相談すると、ここはあと3年位にしておいて、私が55になる前に新しいところに契約すればいいんじゃないという温かい言葉だったが、探すのは私だから困難を伴うだろう。

 

耐震危険性と実家への近さを考えずに失敗した前の川崎市のアパートに続き、今回もまた大きな失敗をしてしまった。家族信託の失敗に続き、取り返しのつかない失敗ばかりである。死にたい。

 

しかし、特に人に迷惑をかけているわけではないのに、なんでこんなトラップばかり社会は仕掛けてくるのだろうか。敵は銀行に不動産業界。いずれも社会切っての強者だ。弱いものはをとことんいじめ抜く彼ら。社会運動も裁判も彼らには通用しない。強すぎるのだ。もう、怒りすらわかない。仮に怒りが湧いてきたとしても一体どこへ向かえばいいのだろうか。

 

これらの失敗でどうなってしまうのか。

15〜20年先がめちゃくちゃになるということである。家もない。金もない。金はあったのだが、どうせ母が施設で長生きするので、彼女の介護費用に我々夫婦の老後費用はすべて費やされることになる。もうFIREとか言ってられない。金を稼ぎたいが、5年も働いていない55歳に給料の良い仕事は絶対にない。

八方手詰まり。

いや、いい方法がある。死ぬことだ。

 

母が先になくなれば私がその分長生きできる。母が長生きすれば、私がその分はやく死ななくてはならない。