時々顔を出す「ゴールデンカフェ」へ。今日は大雨だから、現場は休み。オーナーが居るに違いないってことで。

案の定オーナーがいて、店の人に「いつも雨のときに来ますね」と言われた。

名前まで覚えられて、ちょっと常連気分。こーゆー場がいままでなかったので、とっても実は嬉しい。

(まあ、時間が経てば、ここの人間関係も鬱陶しく感じられるのかもしれないが)

 

隣りに座ってたガテン系おっさん。見るからに恐ろしげなちょんまげカット。旅人にこーゆー髪型やタトゥーの人は多いので、旅人かと思って声をかけた。ら、ちがった。でも話が面白い。国家の犬にお世話になってる系の方だった。オーナーと三人で馬鹿話をする。今度は旅人のイベントではなくてそっち系のイベントをやってはどうか。とか。ここのオーナーの冗談は面白いし、ペースを合わせてくれているのか私も冗談がポンポン出てくる。若いときに戻った感覚がある。

 

この方の弟の話がすごかった。ある日、高級車で乗り付けてきて「兄貴、鍵が壊れたから直してくれ」と明らかに盗●車の鍵の修理をさせられた。で、弟、捕まったらしい。弟が吐いて、兄(Kさん)も捕まったが、なんも事情を知り得ない中での協力だったので起訴は免れたらしいい。弟と他人の喧嘩の仲裁に行って、殴り合いになったときに、あやまって警官を殴ってしまって、勾留されたり。兄貴も大変だ。

弟は今では更生し市民団体などと不良少年などの夜回りに行っているらしい。●●薬の殻を見つけて警察に通報したら逆に本人が二週間勾留されたりしているらしい。苦労が耐えないようだ。

 

お母さんもお世話になっているらしい。びっくりしたが、どうも前頭葉系の認知症らしく、実家に行くとスーパーの買い物かごがそのまんま部屋においてあったりしてたらしい。当然捕まって勾留なのだが、警察の方で認知症のテストをして、そのまま病院へ入院と相成った。その後グループホームで過ごし、2年前にがんでなくなったとのこと。「介護は専門家に任せるのが一番いいです。人生めちゃめちゃになりますよ」とのアドバイスを頂いた。

 

日本人が語っているとは思えないドラマのような話し、介護の貴重なお話。こんな会話ができる店はそう多くあるまい。楽しくて、旅に出ているような気分になる。