vol.212
こんにちは!
木造住宅を専門に
『人に愛され
長く使用される家づくり』
を実践する
(有)野口工務店代表
一級建築士の野口です
昨日からの続きです![]()
![]()
▲掃き出し窓
築60年を超える
このお家の木製サッシを
”ほどほど”に
”バランス”のいいサッシ(窓)に
交換すると言うお話です![]()
内窓を付ける
という手もありますが
サッシ(窓)自体が古くなっているので
交換して欲しいとの
ご要望です![]()
今は補助金も
使えるので僕からも
取替えをおススメしました![]()
(一定の性能以上のモノ)
サッシ(窓)には
大きく分けて
・木製サッシ
・アルミサッシ
・アルミ樹脂複合サッシ
・樹脂サッシ
の4つがあります![]()
まず
木製サッシですが
補助金対応のものに
しようと思うと
そもそも
価格がスンゴイので
選択から外れます![]()
この規模の
リフォームで使うのも
現実的ではありませんし・・・
続いて
アルミサッシは
耐久性が高いのが特徴です
ですが
なんとなく
イメージできると思いますが
断熱性能が低くいです
さらに
補助金の対象とならないので
これも選択から外れます![]()
(アルミは樹脂の1000倍熱を通す)
▲アルミサッシが結露しているところ
残るは
「アルミ樹脂複合サッシ」と
「樹脂サッシ」です
まず
樹脂サッシは
構造上すき間が少なくて
断熱性 気密性が良いので
最近の新築住宅に
使われることは
ベターとなっています![]()
▲樹脂サッシ
サッシ自体に
結露が起こりにくいのが
特徴です![]()
ただ
築60年を超える
古民家の窓に
ここまでの性能は
ちょっと
オーバースペック(やりすぎ)
なようにも感じます![]()
そして
アルミ樹脂複合サッシですが
その名の通り
アルミと樹脂の2つの素材を
組み合わせたサッシ(窓)です
▲アルミ樹脂複合サッシの断面
(YKK AP エピソードⅡ NEO)
室外側をアルミとすることで
樹脂よりも耐久性UP![]()
室内側を樹脂とすることで
アルミよりも断熱性UP![]()
アルミと樹脂の
”いいとこどり”
のようにも感じますが
アルミを使っているので
樹脂サッシより少し
断熱性は下がります![]()
ですが
築60年を超える
古民家のサッシ(窓)には
十分すぎる性能です
そして
樹脂サッシよりも
価格も安価です![]()
もちろん
補助金にも対応してます![]()
もし
補助金の制度もなく
この先
リノベする計画もなければ
アルミサッシで
十分かもしれませんが
このお家は
将来家全体のリノベを
する計画があります![]()
そういったことも
踏まえながら
最終的に
様々な条件のもと
アルミ樹脂複合サッシを
採用することにしました![]()
(実際にはまだ工事してません)
今回は
窓(サッシ)のお話でしたが
リフォーム全体的に
言える事は
”バランス”です
”やりすぎ”ないように
”ほどほど”がポイントです![]()
それではまた明日!
最後までお読みいただき
ありがとうございました♪







