婚活サイトで出会った女
37歳
週3日事務派遣
週2日リラクゼーション店でのアルバイト
写真65点、実物23点
カフェで待ち合わせをした。
どうせ俺が払わさせられるんだろうと、ランチの時間を少しずらした。
席に着くなりこいつは「お腹すいた~」とのたまった。
「俺は全然空いてないよ」とお茶だけにさせようとしたが、こいつは「じゃあケーキ食べよう」と言った。
こいつの話はまったく面白くなかった。
たぶんまともに仕事をしていないし、真剣に人生を送っていないのだろう。
自分の情けないキャリアを「結婚」というセーフティーネットで無かったことにしようとしている。
だけどさ、男も余裕ないんだよ。
こんなお荷物にお金使うなら、ネットやSNS、サブスクで楽しんでいたほうがよっぽど楽しいから。
非正規社員の男は結婚できないみたいな報道がされているが、同じく非正規社員の女も結婚できないんだよ。
マスコミは男だけ非正規社員だと結婚できないみたいな偏向報道するけど、それと同数の結婚できない女がいることも報道しないといけないのではないか?
こんなくだらない女とのつまらない義理の1時間を消化し、いざお会計へ。
このつまらない女はこっちが何も言っていないのに、「ごちそうさまです」とのたまった。
最近はこういう女に抵抗する気力もない。
お賽銭かコンビニのレジの横にある募金箱に入れるような気持で、こいつが余計に頼んだケーキも含めた料金を払ってやった。
俺が若かった頃は女はみんな寿退職していくのが普通だった。
有能な女性も無能な女もみんな一律のキャリアだった。
しかし、女性の社会進出が進んでくると、女のなかでも格差がものすごく開いた。
有能な女性と無能な女のどちらを選ぶか?
自然の力とは恐ろしいもので、戦争のない平和な世の中では人口はそう多くなくていい。また、労働集約的な仕事がなくなってくるといわゆる労働力も必要なくなる。
そこで遺伝子の選別が行われているんだな。
非正規は男も女もその遺伝子を残すことを神から許されない。
神に平然と背くヤンキーは別格だが