少子高齢化と言われて久しい日本。

確実に進む人口減少。

 

人口に比例して減少が進む様々な需要。

その結果、其処彼処が寂しくなり活気やにぎわいがなくなるのも仕方がないことか。

 

大切なことは、

あまり嬉しくない現実を冷静に受け入れ、無理をしないこと。

 

人口や年齢構成に見合った身分相応な幸せこそが望まれます。

そこで、果たして必要なのかと、ふと考えてしまう三つのこと。

 

一つ目は、建設中の新幹線やリニア新幹線。

移動時間を考えると、既にある飛行機で十分、却って過疎化を招きかねません。

期待するほどの需要や効果があるのか、落ち着いて考える時期にきているのでは。

 

二つ目は、高層ビルの建設ラッシュ

全てが建て終わる時、果たしてそれ程のビジネスや居住の需要があるのでしょうか。

今は良くても、その内に供給過剰となり、其処此処が空き部屋の歯抜けにならないとも限りません。

地震が少なくない日本、高齢化が進む日本で、高層ビルが相応しいとは思えません。

 

三つめは、各所で計画されている再開発。

人口と年齢構成に見合った街を考えると、今のままで十分とも思えます。

街が供給過剰となり、渋谷や新宿がシャッター街になるとも限りません。

 

成長期の日本の成功談を追いかけることなく、

現実に見合った進路を考える、ベストではなくとも、少しでも良い着地点を探り続けることが、今求められることではないでしょうか。

 

不都合な現実を受け入れながらも、諦めることなく、ステップアップを目指す。

成長期を過ぎた、大人の日本が進むべき道は、

目新しいものを作るのではなく、

今あるものを如何に活かし続けるかということではないでしょうか。

 

再開発が進行中の京橋近辺。突き当りを新幹線が走り去ります。