病気で性格が変化。だからこそ幸せな事。 | 脳幹出血患者☆松田のんが100%の日常を取り戻すまで

脳幹出血患者☆松田のんが100%の日常を取り戻すまで

焦点が合わない…歩く事も出来ない…箸もペンも使えない…
…42歳の主婦を突然襲った「脳幹出血」…
発病から7年が過ぎ、8年目の闘病生活へ突入。
穏やかで充実した毎日を過ごしています。
生きている事に感謝!人生は楽しまなくっちゃ!!

ここ一ヶ月ぐらいの間、いろんなことがあり過ぎてジェットコースターに乗っているような気分。


上がったり下がったり、ノロノロ登ったりビュンビュン飛ばしたり・・・


近所の夏祭りへ出店の準備と本番、大好きな先生と一緒にヨッテク(ヨコハマ・ヒューマン&テクノランド)を見学した事、その後の懇親会の幹事、仕事の話、親の病気の話、実家に様子見で行ってきた事、友人の手術の話×二名、そして突然のキャンプへ参加。


私自身仕事があるし、子どもたちは夏休みだし、娘の部活は毎日朝練で早起きしなくてはならないし、次男の研修は帰りが遅いので寝る時間は遅いし・・・と言った日常生活の上に他の行事が上乗せ。。。


悩んだり心配したりじっくり考える時間もなく、あっという間に毎日が過ぎ去っていく・・・


中でも特筆すべきは、出発の二日前に突然参加を決めたキャンプでの出来事だ。


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急に決めたキャンプ参加だったので、準備もバタバタ、出発も大慌てだったが、片道150km以上ある群馬県の赤城まで、自分ひとりの運転で行くことになった。


助手席に次男を乗せてはいたが、彼はまだ免許を持っていないし、途中で運転を放棄する訳にはいかない。


正直に言えば、少し不安。。。


病気になる前だってこんな遠くまで一人で運転することはなかったし、もちろん知らない道だし、運転技術の不安と身体の不安を同時に感じながらの出発。


でも!運転席に座った瞬間、力が沸き上がる。


病気後再び車の運転が出来るようになってから徐々に行ける場所が増え、いまや運転が大好きになっているようだ。


病気後は嗜好も変わったが、運転好きになったりという性格も変化したようだ。


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往路は渋滞につぐ渋滞で嫌になりそうだったが、高速道路は気持ちよく走れて4時間程で到着。


赤城のキャンプ場は木々に囲まれとても気持ちがいい。


美味しい空気、冷たい水、木々たちからのマイナスイオン。

夜は満天の星空。

天の川がはっきり見えてこの宇宙の壮大さを感じたり。。。




↑このテントでひとり優雅に眠った。写真は朝焼けの中の風景。


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人材不足だったのは、キャンプ場で60人程の料理を作る仕事だったので、料理人を目指している次男と私と若いママさん二人の四人で初日は切り盛りした。


材料がドバっと配られ、正規のメニュー以上のものを作ろうと奮闘。


材料と調味料を見て、これをこうしてああしてと短時間にメニューを決め、それぞれに指示を出し、手の空いてそうな人もうまく使い、予定よりも早く完成させる。


めっちゃライブ感あり!


私は病気の影響で、たくさん歩くことや重いものを持つ事を避けているので、口を使って指示することに徹している。でも、その方がうまくいく。


まるでオーケストラの指揮者になった気分。楽しいわ~。


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提供する食事は、高校生から大人までが対象だったのだが、中にはアイルランドから来ている10人程が含まれていた。


そのうちの一人にめっちゃ大人っぽい綺麗な女性がいたのだが、彼女は「ビーガン」だった。


ビーガンって初めは何の事かよく分からなかったのだが、ベジタリアンより厳格な完全菜食主義者をいうらしい。


肉魚卵乳製品を一切取らない。コンソメも中華ダシも和の出汁も使用不可。


キャンプ場でアレルギー対応をしたことは何度もあるけど、ビーガン対応は初めての経験。


野菜は新鮮で立派なものが多いから、それを駆使して調理をした。


野菜をごま油で焼いて塩コショウしたメインディッシュに生野菜のサラダ、スープ、ごはん、漬物といった感じの料理だったが、見た目もいい感じにできて、むしろ私たちも食べたくなったぐらい。


本人からは喜んでもらえるし、彼女らの指導者からは感謝と絶賛をいただくし、も~めっちゃ嬉しい~。




↑他のアイルランドの方からの差し入れでアイリッシュシチューを頂いた。

本当はラムで作るらしいが今回は牛肉&野菜たっぷりのトマトシチュー。

独特な香辛料のきいた美味しさ!!


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食事はいろいろな人が時間差で来るので人数把握が難しい。


大量に残飯を出したくないし・・・と思って量の調整をしていたら、ずいぶん遅れてまだ食べていない二人が来た時は焦った。


賄いの賄いと称して、超短時間の内にあるもので何かを作り出す。


時間との勝負なのにそれっぽいものが出来て我ながら絶賛!


こういったハプニング、意外と好きなのかもしれない。


以前はこういったハプニングがあると「どうしよ~」とオロオロしていたのに、今はドンと来い!と構える事が出来るようになった。


これも、病気後に変化した性格なのかもしれないな。


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キャンプはまだ続いていたが、私と次男は二泊三日で帰って来た。


帰りは道の駅で大量の野菜を買い込み、再びひとりで運転。


疲れ切った次男は後部座席を倒して寝てしまった。

運転中はホントに一人。


でもやっぱり、運転席に座った途端スイッチが入る。


私、性格が変わったな~。


途中の休憩を入れても三時間ほどで自宅に着いてしまった。




↑大量の夏野菜。豆腐こんにゃくとおやきと豆乳プリンも。

新鮮でお安い野菜達に感激!


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なんだか性格が変わったな~としみじみ思う今回のキャンプだったが、なによりも車の運転を往復一人で出来たことが一番の達成感だった。


脳幹出血で入院していた時は、もう二度と運転もできないだろうし、キャンプなんて行けないだろうと思っていたのに、4年半経った今は、病気する前よりアクティブだ。


病気して脳の中の構造が変わったのだろうか?


生きている時間を大切にしたいという気持ちも大きいが、好奇心旺盛でなんでも挑戦したい気持ちが強い。


突然の出来事にも冷静な対応が出来るようになった。


そして、出来た事や経験した事に感激し生きている喜びに浸る私は、本当に幸せ者だと今感じている。