【2曲 筒美京平 作品】麗美『yes we're SINGLES』(1988年11月21日) | Noda Rhythm(野田リズム)盤店 "ハイクポップ(High Quality Pops)" 専門店

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麗美(Reimy)『yes we're SINGLES』

 

 

1.JUST ONLY YOU

           作詞:来生えつこ 作曲:REIMY 編曲:TREVOR VEITCH &JOHN PHILLIP SHENALE

2.シャドー・プレイ

           作詞・作曲:売野雅勇・BILL QUATEMAN 編曲:TREVOR VEITCH &JOHN PHILLIP SHENALE

3.恋する時間

           作詞:来生えつこ 作曲:筒美京平 編曲:大村雅朗

4.愛を騒がないで

           作詞:来生えつこ 作曲:筒美京平 編曲:大村雅朗

5.fa・ri・ra

           作詞:松本一起 作曲:佐藤隆・新川博 編曲:新川博

6.最後の優しさ

           作詞:松本一起 作曲:REIMY 編曲:TREVOR VEITCH

7.SPEED OF LIGHT

           作詞・作曲:DEBBIE GIBSON 編曲:TREVOR VEITCH

8.LETTERS FROM THE ROAD

           作詞・作曲:TREVOR VEITCH &GREG MATHESON 編曲:TREVOR VEITCH

9.NEVER GONNA LET YOU GO

10.TURN ME AROUND

           作詞・作曲:DANA RAE & JEFF SILVERMAN 編曲:TREVOR VEITCH

 

 

■松任谷正隆✕由実夫妻のアシストを受けてデビューし、その後シンガーソングライターとしても活動した麗美(Reimy)の、1986年リリースのベストアルバム『yes we're SINGLES』。

 

デビューからは先述の通り、松任谷夫妻の強烈アシストを受けてアルバムを複数枚リリース。

松任谷由実の代表曲としても存在する「ノーサイド」が元は麗美への提供曲としてリリースされているのも有名ですが、その他も彼女に提供した後にセルフカバーした名曲は多数。

松田聖子への提供曲はほぼセルフカバーしていないところを見ると、麗美への提供曲は自らの基本スタンスをそのまま投影していたのでしょう。

ユーミンが自分の作品を創るモチベーションで作ってるくらいの圧を感じます。

「恋の一時間は孤独の千年」や「残暑」や、ほんとに好きで好きで、たまらないのです。

(松任谷由実×松任谷正隆時代のベスト盤はコチラ⇒https://ameblo.jp/no-hideaki/entry-11959519321)

 

 

 

 

という話は本稿とは関係なく。

松任谷夫妻の手から離れ、SIXTY レーベルに移籍後のシングル曲をまとめたベストアルバムが本稿の作品です。

 

一聴すると、AOR/シティポップの名盤として語り継がれるThe Blue Nile『Hats』や、佐藤博『Awakening』かの様な、打ち込みをベースとした硬質でブリージンでシティーポップな楽曲群。

かく言う自分も松任谷夫妻プロデュース時代を主に掘って聴いてきていたので、この時期の作品を初めて聴いたときは驚愕でした。

松任谷夫妻の手を離れた直後にロサンゼルスに渡り、本作のアレンジャーでもあるトレヴァー・ビーチのプロデュースを受けて全米デビューを果たしているそうです。

Tr.7とか若干売れたみたいです。

 

そもそも、松任谷夫妻の手を離れたのは「自分の音楽性に目覚めたから」ということで自ら去っていったとのこと。

麗美自身が目指した音楽を最も反映させたのがこの時期の作品群だったのでしょう。

こんなおシャレなものに目覚めていたのですね、確かに松任谷夫妻の感じではないです。

 

 

 

そして、その中でめちゃめちゃお呼びでない感じで悪目立ちしている、京平先生が手掛けたシングル曲「恋する時間」とそのカップリングの「愛を騒がないで」。

特に「恋する時間」は、斉藤由貴の「情熱」みたいな、もっと言うと後藤久美子「teardrop」にコード進行もアレンジも酷似のマイナー歌謡。

佐藤博「Awakening」の中にいきなり「情熱」が入っていたらめちゃめちゃお呼びでないですよね。

「愛を騒がないで」の方は大村雅朗氏お得意の幽玄でブリージンでトリッキーな打ち込みアレンジの、ややシティポップ的な楽曲。

A面の悪目立ちをなんとかフォローしているかの様です。
どういった経緯で制作に至ったシングル盤だったのかは調べられずだったのですが、明らかに先述から想像される麗美氏の音楽性とはかけ離れているものと思われます。

ほんと申し訳ありませんでした。と、ツツミストとしては肩身の狭くなる思いがしました。

 

が、二曲ともそれ自体は名曲であるのは絶対に言うておきます。

恐らくCD化されているのは本稿のベストアルバムくらいだと思われるので、CDで聴くなら肩身狭くしながら聴かなくてはなりません。