昨日(9/7㈫)、仕事終わりに弟と待ち合わせて一緒に母に会いに病院へ行った。

 

 

母との面会は緊急事態宣言下の今はひと家族週に1回30分だけ。

 

いつもは私が仕事休みの水曜日の日中に行っていたけど、会うたび目に見えて衰弱していく母ショボーン

 

 

できるだけ弟にも会わせてあげたいと思った。

 

 

 

 

夕方になるとだいぶ涼しく感じられるようになった。

 

 

駅へ向かって歩きながら、向かう先には母がいる事、会える事がどれだけ有難く貴重な事なんだろうって改めて思った。

 


私の仕事が終わってすぐに病院へ向かったけど、病院に着いたのは19時20分だった。

 

 

いつもより遅い時間の来院だったので、看護師さんたちは一瞬驚いていたけど、弟と一緒という事に納得していた。

 

 

母はこの数日中で今日が一番元気で、夕食も3分の2以上は食べていて、

 

大好きなチョコも4個も食べてましたよ、良い日にいらっしゃいましたね、と教えてくださった。

 

 

母は眠っていたけど、声をかけるとすぐに目を開けて、弟を見て本当に嬉しそうに目を細めてずーーーっと弟の顔をみていた。

 

弟「お母さん、俺、誰かわかる?」

 

母、うなずいてちゃんと名前を言った。

 

私「お母さん、私は?」

 

母「あなたは、あなた~」

 

 

母が弟に会うのは約ひと月ぶりかな。

 

そうだよね、嬉しいよね。

 

きっといつもなら仕事帰りでお腹が空いてるから美味しいものもたくさん作って食べさせたいと思うよね。

 

母は終始目を開けていたので、本当にたわいもない会話をし続けた。

 

弟「今コロナ禍で一週間に一度の面会しかできないんだよ。来週も仕事終わりに姉ちゃんと一緒に来るから」

 

私「コロナのワクチン予約をしようと思ったけどネットでも予約取れなかったよ~」

 

弟「俺、この間コロナのワクチン打ったよ。 翌日腕が腫れて痛くてあがらなくなったわ。お母さんも打つか?」

 

母、うなずく

 

弟「お母さんも打つか? 腕痛くてあがらなくなるよ?」

 

打たなくても腕あがらないんだけどね・・・・チュー

 

なんだか、本当にしょうもない話をしながら、母の前でケラケラ笑って見せた。

 

母も終始反応してくれて、久しぶりに楽しかったと思う。

 

 

 

 

先週担当看護師さんに、いよいよの時は4人まで面会が許されるのだけど、その時はどなたがって聞かれた。

 

 

いよいよの時。。。

 

 

私は4姉弟。

 

 

私が長女で、長男は道南、次男は神奈川、三男は札幌市内。

 

 

 

姉弟普通に仲は良い方かと思う。

 

 

道外在住の次男はコロナ禍で面会は叶わない。

 

いざという時に頼りになるのは三男。

 

高齢の父も、母の姉達にも最期の看取りは酷だから来ない。

 

 

長男は、根はものすごく優しいけど、人との付き合いが極端に不得手。 周りの雰囲気が読めない。

母の弱った姿を見せていいのか迷ってた。

 

 

伯母に言われた。

 

ハルちゃんは長女だから全部1人で背負わなきゃって思っているかもしれないけど、もっと弟たちを頼っていいんだよ。

 

その言葉でハッとした。

 

 

もしも私が長女じゃなくて、末っ子だったとして、やっぱり元気な母の思い出だけ脳裏に残しておきたいから会わないって選択をするだろうか。姉に会わないでいいから。って言われて納得するわけがない。

 

長男の意思を確認しなきゃ。

 

母も会いたいよね。

 

 

でもその時がまだまだ先であって欲しい。