気が付いたら7月に入ってもう1週間
コロナ対策の為入院する母に週1しか会えなくなってからも母の事を想わない日はないけど、自分の日常生活に没頭する時間が増え、時間が流れるのが早く感じるようになった。
先週面会してから1週間。
変わりありませんようにと思いながら病室に入る時に緊張する。
母は眠っていた。顔にもむくみが出てきて、ふっくらツヤツヤなお顔になっていた。 顔色はいい。
「お母さん」って声をかけると、目を開けてニッコリ笑ってくれた。私だとちゃんと認識してくれた顔。
「一週間ぶりだね。私、誰かわかる?」
母「わかるよ~、ともちゃん(孫の名)」 いつもより低音でかすれた声。
「それは私の娘の名前でしょ~(笑)わかってるくせに~」
一度全部抜けた髪の毛がまたちゃんと生えてきていることを母に告げると、髪の毛が抜けてしまった事も知らなかったようなリアクションをして「そうなの?」って。
抜けてる事も気にしていなかったようだったけどね。
しかも生えてきているのは白髪じゃなくて、黒い髪の毛の比率の方が多いの。凄いね。この調子で抜ける前くらい伸びてくれたらいいね。
昼食も調子よく食べられた。
面会時間も限られているので、食事をさせながら、久しぶりに母の姉2人にも電話をして元気な声を聞かせてあげた。
食事を3分の1くらい食した頃、何度か痰がからみ気味になった。
様子をうかがっていたけど、取ってもらわなきゃ呼吸が苦しくなっちゃうと思ってナースコールした。
ベットの脇に吸引機が設置されていたので、この1週間の間必要な処置になってきていた事は予想ができた。
看護師さんが来る間の数秒間だけど苦しそうで、
私の顔を真顔で見て
「生きるってしんどいね・・・」っていつもの母の声のトーンで言った。
飛んできた看護師さんに母は
「お願いです、助けてください・・・」って。
辛すぎて涙が溢れた。
病室から出るべきだったかもしれないけど、泣きながら母の手を握って、処置を見守った。
助けてあげたいけど見守るしかできない。
これからどんどん辛くなる母を見守るしかできない。
本人が一番辛いんだから、本人の目の前で泣いちゃダメだと思うけど泣けてきちゃう。
これからは会いに行くたび泣いちゃいそうだ
困ったな。
処置が終わって食事はお休みしましょうという事でお膳は片づけられた。
今日は母の好きなメロンとイチゴがのった豪華なケーキを買ってきたけど食べさせてあげられなかった。
また来週来るね。
元気でまた会おうね。
状態が大きく変化しませんように。