1/13㈫朝10時 母のストマの装具交換の為病院へ。

 

病室へ入って、「お母さん」と声をかけた。

 

顔を見て「元気?」

 

「元気だよ。」 元気そうな声にまずはホッとした。でもまた痩せたように見える。

 

「ちゃんと食べてる?」

 

「ご飯(おかゆ)は全部食べてるよ。」

 

「おかずもちゃんと残さず食べなきゃダメなんだよ。

 

この赤い巾着は(2男)からお母さんにって届いたよ。何かわかる?」

 

 

「あら~、何だろう? ・・・おかきが入ってる」

 

「うん、前にお母さんが美味しいって言ってたおかきだって。食べる?」

 

「うん、おかきは好きだから、後でいただくよ。」

 

 

放射線治療に入ると安静にしていないといけなくて、お手洗いの為に動かなくていいようにとすでに尿管をつけられていた。

 

ストマの装具交換をしていると弟から病院に到着したというラインがきた。

 

「お母さん、今日はこれから(3男)と変わるね。面会は1人だけだから。」

 

「放射線科の先生から、息子さんと娘さんと二人一緒に説明を聞いて欲しいって言ってたから帰らなくて大丈夫よ」って照れ



母は車椅子に乗せてもらって、病室からエレベーターに乗り放射線治療科へ移動。

 

その間母に話しかけた。

 

「いつもベッドに寝たっきりだから、頭ボッサボサだね。髪の毛ブラシかけたら~?」と言って母の頭をなでた。

 

私「痛みはないの?」

 

母「今は痛み止めが効いてるから大丈夫。昨日は痛みが激しかったな・・・。」

 

私「え?何時頃?看護師さん呼んだ?」

 

母「(はにかんで)・・・ううん、我慢した」

 

付き添いの看護師さん「(母)さん、我慢しないですぐに呼ばなきゃだめですよアセアセアセアセ

 

私「どんな痛みなの?どこがどう痛いの?」

 

母「う~ん、今まで経験した事のないような痛み。説明できないわ~。」 そうだよね、病気らしい病気した事なかったもんね。

 

母は本当に我慢強いんですえーん

「お母さん、家に帰ったら痛くても我慢してもらわなきゃいけないけど、ここでは遠慮しないで看護師さんに声かけてアセアセ


 

1Fに下りた時、3男は母と手術以来の再会をした。

 

放射線科の待合室に付いた時、母は背中が痛む為車椅子に座っている事が苦痛だと訴えた。

 

すぐに看護師さんがストレッチャーを用意してくれて横になり、そのまま先生の話を聞く事となる。

 

 

夕方、私が仕事中に担当のお医者さんから着信があり、痛みが強くなってきているので医療用の麻薬(?)モルヒネ(?)を今日から朝夕使い始めます。という報告をしてくださった。

 

強い薬だけど、他の臓器に影響は無いから心配ない、放射線治療の効果が出てきたら量を減らしたり、取りやめたり調整できるという内容だったと思う。

 

 

 

仕事中だったので、手短な電話だったけど、電話を切った後も『医療用麻薬』、『強い痛み止め』という言葉と、昼間に母が言っていた『昨夜は痛みが激しかった・・・』と言った言葉が何度も、何度も繰り返し思い出された。