まだ6月なのに大阪は30℃を超える暑さです
術後1年11ヶ月経ちましたが私の甲状腺がんの手術の傷跡は暑くなると赤くなります
ケロイド体質だから仕方ないね
また辛い夏がやってきました
今から約3年前
トイレの位置やシステムキッチンの位置を変更等するリノベーション工事を計画してました
その頃私は喉の辺りの違和感が気になっていましたが、
まだ病気と向き合う勇気がなく
現実から逃げてました
でもリノベーションしてから病気発覚は悲しいので、決心して病院に行き甲状腺がんが見つかりました
すでにリノベーションの仮見積りを取り少しずつ進み出していました。
結婚前までインテリアの仕事をしていたので
打ち合わせは本当に楽しかった
楽しい日々の中、病気がわかりリノベーションの打ち合わせはストップしなくてはいけません
延期
中止
全ては私の病気次第です
今まで時間を割いてプランを進めてきた工事会社の方々に事情を伝え謝りました。
辛かった
「身体が一番大事です。気にしないで下さい。又元気になるのを待ってます。」
静かにずっと待っていてくれました。
さて、手術が終わり一山越え経過観察までなりました
でも再発、転移したらどうしよう
打ち合わせを再開する勇気がありません
リノベーションするにあたり
「あと40年住める家にしたい。」
と最初に伝えてました(笑)
元気な頃は90歳以上生きるかも。
と本気で思っていたのです
再発したら………
私はどのくらい生きれるのだろう
40年は無理よね
30年20年
10年以上は大丈夫よね
手術した反対側に小さな小さな謎の白い点々があるからこんなに心配なのです
なんていうか、
リノベーションする事が楽しみと言うより
時々罪悪感さえ感じるようになりました
そして考えました
もしも、もしも私が早くこの世からいなくなっても、
トイレとお風呂は主人が毎日使うからリノベーションする価値がある
キッチンは主人はあまり使わないから、
システムキッチンはランクを下げよう
そう考えてようやくリノベーションをする決心が出来ました
そして時々不安と戦いながら計画は進んでいきます
いよいよ仮住まいに引越し
リノベーションはスタートしました
この引越し準備が大変で
何回も体調を崩しそうになりながら、
仮住まいに引越しまでなんとか頑張ろう
自宅に戻るまでなんとか頑張ろう
片付けが終わるまでなんとか頑張ろう
なんとか、なんとか
頑張れ、私の身体
そして約2ヶ月経ち無事工事が完成しました。
三年越しの夢がようやく形になったのです
引渡しの日に工事担当者から
お花をいただきました。
感動して泣くところでしたが………
「昔は主人もお花をプレゼントしてくれたのに、最近はくれないね 笑 」
余計な事を言ってました(笑)
大阪人のこういう所なんとかしなあかんね
(注:全ての大阪人がこういう人というわけではありません)
痺れが強くなり常に痺れるというおまけ付きですが
夢が叶い
ラクシーナと共に長生きをしよう
と思う今日この頃です