「職員さんのインセンティブ」ってどうしてますか?
みなさん、こんにちは。
会計事務所応援隊、隊長の木村です。
昨日、I先生から
ある事情があって、
「木村さん、おたくの税理士法人は、
お客様一件獲得したら、
職員にどのくらい報酬を払ってるの?」
と朝一で電話の相談がありました。
I先生の場合は、
決定した月額顧問料の2ヶ月分に
相当する金額を1回のみ、
これから担当をする
職員さんに提供するそうです。
おそらく営業や契約は
先生の仕事なのでしょう。
私も、同じグループ内の社員でありながら、
あまり細かくは調べていなかったので、
この機会に調べてみました。
金額等はこのブログでお伝えできませんが、
私どもの場合、
お客様の契約時の報酬は、
次のような形態になっています。
①営業(契約)担当者への報酬
②契約後の自計化立上げ担当者への報酬
③CASH RADAR新システムの
操作指導担当者への報酬
その後お客様が軌道に乗ると
監査や決算等手当の規定があります。
いずれにしても、
「業務が完了したことによって支払う報酬」
なのです。
一人の担当者がお客様のすべての業務を
こなすのが一般的ですが、
私どもの場合は、
業務を分業で行っておりますので、
それぞれに担当者がいるわけです。
すなわち、
①の場合 契約書回収、集金完了。
②の場合 自計化立上げ完了。
③の場合 お客様がCASH RADARの
操作をマスターした。
こうなって初めて支払われるのです。
仮に、スタート時に報酬のすべて
渡してしまうと、
業務が遅れたり、完了していなくても
ペナルティがありませんので、
契約したお客様は、
「いつになったら、サービスが始まるのだろう?」
と不安になっているかもしれません。
契約後のお客様を、
「報酬を支払ったのだから、あとはよろしく!」
と一担当者にわたしてしまう制度は、
ひょっとしたら、
危険をはらんでいるのかもしれません。
みなさまの事務所でも、
問題が起こっていないかどうか
一度確認してみて下さい。
会計事務所の経営ノウハウを公開している |