No.457 事故加害者の責任 | NPO法人NMA

No.457 事故加害者の責任

西村@NMAです。唐津男児ひき逃げ事件の犯人がやっと捕まりましたね。

ひき逃げした上に、連れ去って山中に放置するという非常に卑劣な行いです。

普通の神経で考えると、こういう行為はまずできないですよね。

その普通の神経ではできないことをなぜ犯人はしてしまったのでしょうか?

犯人の心理は私にはわかりませんが、これから明らかになってくるでしょう。


ところで、

ひき逃げのニュースを見たときよく「気が動転して逃げてしまった」

というのを見かけますが、これはどういうことでしょうか?


本当に逃げる気がなくても、その時は気が動転してその場から

とにかく離れたい、という気持ちになるというのはわからない気が

しないではありません。


しかし、もしそこで30分被害者を放置して現場を離れてしまうと

どうなるでしょうか。



助かる命も助からなくなります。



救命措置というのは一刻も争うものなのです。

気が動転している場合ではないのです。


ひき逃げではなくても、事故現場で加害者が放心状態で

現場に居合わせた人が事故処理に走り回ってるという光景を

見た方もいらしゃるのではないでしょうか。

まだ周りに助けてくれる人がいるならいいですが、夜中や

人気のいないところで加害者と被害者だけの事故だったら

だれも手助けはしてくれません。


誰しも車を運転していると加害者になる可能性はあります。

もちろん事故を起こさない運転をすることが一番ではありますが、

不幸にも自分が加害者になってしまったときには、それ以上

被害を大きくすることがないように冷静に対処できる心構えが

何よりも必要ではないでしょうか。



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