北斗七星 -4ページ目

北斗七星

2015年2月22日猫の日に愛猫ほくとが難病にかかっていることが発覚。少しの間でもと、闘病の記録を残すことにした。

いつもの病院は定休日だった。
知り合いの病院だということで少し遠方の病院を紹介された。
どういう症状だとかどういう治療をしているとか、
しっかり伝えておきますと聞いていた。

実際はメールで薬の指示を出しただけのような、ぺらっとした紙一枚。
それでどの程度伝わっているのか謎だった。

胃の中が液体でぱんぱんになっていることは知らなかった。
他にもちょっと引き継ぎの甘さを感じる部分がちらほら。
上から目線で話されることやこちらの話に食い気味で相槌を打つせいで
聞いてもらえてるかどうか不安になった。

初日に比べて元気が無くなってる気がすることと
薬の効果が切れるのが早くなっているのか?ということの二点は伝えた。
納得する返事はもらえていない。

この先生にはこちらからの質問はもうしなくていいと思った。


こちらの先生は、入院を強く勧めてきた。
長期の入院、治療が必要だと。


長期にわたって治療すれば治るのか?
今日明日にも命が危ないと聞いていたのに、どういうことなんだ。
治る見込みがあるなら一緒に頑張りたい。
けど、だらだらとしんどい思いを続けさせるのなら、入院はさせたくない。
飼い主のエゴは押し付けたくない。
明日、いつもの病院で相談させてもらおう。



さっき、具合が悪くなって初めて
ほくとが鳴いた。
注射を嫌がる声でも車を怖がる声でもなく
呼びかけに対する返事だった。

久しぶりに声を聞けて涙が出そうになった。

できればこのまま元気になってほしい。
お腹いっぱいご飯食べてほしい。
昨日病院に連れて行く前、
ほくとの口からどろっとした唾液のような透明の液体がよだれのように垂れてきていた。
病院から帰ってきてしばらくすると、そのよだれは出なくなっていた。
寝る前もよだれは無く、少し寄り添いに来てくれたけれど、喉を鳴らす元気は無いようだった。

昨日は昼過ぎ頃から気になり始めたそのよだれが、今朝は6時前から出ている。
薬が切れるのが早かったのか。
少し歩くことは出来るけれど、少し大きい振動があると水を吐き出してしまう。
吐き出してしまったことを気にして、部屋の隅っこに移動してしまう。
病気が酷い状態の子に気を使わせてしまうのは本当につらい。
しんどいのに、苦しいのに、気を使える優しい子。
どうしてほくとがこんな目に遭わないといけないのだろう。
ほくとを連れて、母と妹と3人で昨日と同じ病院に行った。

まずはレントゲン写真を見せられる。
胃の形状がおかしい。
食道の方に曲がる部分が太く、さらに太い食道が続く。

液体が胃と食道を行ったり来たり。

エコーの結果も見せてもらった。
一気にたくさん見せられたが、やはり食道の中に液体があるのがおかしいということ。
それと腫瘍なのか壊死しているのかわからないものも見つかった。
胃の中にたくさん水があるにもかかわらずひどい脱水症状もあるという。

病名としては【食道拡張症】
別名【キー・ガスケル症候群】という言い方をされていた。
(ほくとの体の中にある液体は『腹水』ではないらしいので猫伝染性腹膜炎ではないらしい)

確定させるにはバリウム検査が必要だが体力面を考えてやめておこうと。

催吐剤やバキュームで食道や胃の中の水を抜くことはできるが、
これも体力的に難しいだろうと言われてしまった。


ほく


元気な時のほく

シャムの血が入っているのでは?と言われた。
突然お迎えした子だったので血縁関係は知らないが、見た感じそうかもしれないと伝えた。
すると、シャムの血筋の子は食道拡張症になりやすい、遺伝しやすいということだった。
生まれつき持病というかたちですでに病気の種を持っていた可能性もあるそう。


とりあえず今できることは
ステロイドを注射して効果があるかを見るしかない。
脱水症状をなんとかするために水分も入れてもらっている。
これでちゃんとおしっこが出れば大丈夫。
少しでも良くなっているようなら今の治療を続けるということで
これからも毎日通院することにした。
入院はやはり可哀想なので、最期まで家で過ごさせてあげたいと思う。
母と妹にも協力してもらうが、明日仕事のスケジュールについて上司に相談することにする。