関電、45億円申告漏れ 原発工事関連取り引きめぐり 大阪国税指摘 | 脱税・申告漏れ日記

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大阪の若手税理士が巷に流れる脱税・申告漏れ報道の裏側を分かりやすく解説します!


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関電、45億円申告漏れ 原発工事関連取り引きめぐり 大阪国税指摘
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110902/crm11090202070001-n1.htm
MSN産経ニュース 2011.9.2 02:07

関西電力:5年間で45億円申告漏れ 大阪国税局指摘
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110902k0000e040020000c.html
毎日新聞 2011年9月2日 10時41分(最終更新 9月2日 11時59分)

関電、45億円申告漏れ=原発関連工事などめぐり-大阪国税局
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011090200242
時事ドットコム 2011/09/02-10:51

関電、原発内工事で45億円申告漏れ…国税指摘
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110902-OYT1T00398.htm
読売新聞 2011年9月2日11時05分

関電、5年間で45億円申告漏れ 大阪国税局指摘
http://www.asahi.com/national/update/0902/OSK201109020026.html
朝日新聞 2011年9月2日12時8分

金属くずの売却価格が著しく安いとして交際費に該当すると指摘された事案。
・大阪国税局の税務調査を受け、申告漏れを指摘されたのは関西電力(大阪市北区)。
・同社は福井県内の原発関連工事で不要となった大量の金属くずを売却するため、原発周辺の複数の金属くず業者を対象に競争入札を実施。
・最高値で応札した業者が落札したが、適正な落札価格かどうかを業界誌などに掲載されている市況価格を参考に査定したうえで売却。
・国税局は、金属くずの素材や形状などから、関電側が適正と判断した売却価格は実勢価格より著しく安く、実際は、より高額で売却できたはずだったと指摘。
・実勢価格との差額約11億円が、交際費に該当するとして申告漏れの対象とした模様。
・その他、国税庁は大型機械設置に伴って経費計上した納入業者に対する謝礼10億円余りを交際費と認定。さらに子会社などに支出した20億円余りも寄附金と認定。
・2011年9月1日、2010年3月期までの5年間で約45億円の申告漏れを指摘されていたことが発覚。
・過少申告加算税を含めた追徴課税額は数億円(更正処分)。
・同社は既に納税済み。


競争入札を実施し、実勢価格も確認して保険をかけていたにも関わらずの否認ですから、国税局も中々厳しいですね。

しかしながら、同族関係者間の売買などで低額譲渡(※)と認定されるか否かは時価の50%以下か超の対価を得ているかどうかという判断基準があります。

※税務上、取引金額で課税すると課税回避に繋がるため時価で売買したものとみなされる取引。


今回の国税局が「売却価格は実勢価格より著しく安かった」として交際費認定した差額11億円が時価の50%を下回っていたのかどうかは記事から判断することはできませんが、相当の開きがあったものと思われます。

一方、大型機械設置に伴って支出した納入業者に対する10億円や子会社などに支出した20億円については、謝礼や支援金であれば交際費・寄附金に該当することは同社の担当者も知っているはずです。

ですから実際の経理処理としては設置手数料や子会社等への外注費等の名目で処理していたことが推測されます。

ただ実態として、世間相場と比較して高すぎたり安すぎたりするものについて国税庁が交際費・寄附金認定をしたというのが真相でしょう。

したがって帳簿や請求書等の改竄ではなく経理処理上のミスですから、悪質な所得隠し(重加算税)ではなく、申告漏れ(過少申告加算税)と判断されました。


「関電地域共生・広報室は「国税局との見解の相違によるもので、結果として当社の主張が認められなかったことは残念。今後も適正な税務申告に努めたい」と話している。」


これだけの金額ですから、国税庁の価格判断に異議があれば審査請求→訴訟に持っていくことも考えられますが、特にそのような動きも無い様ですので、国税庁の判断を受け入れた模様です。




寄附金・交際費 (法人税の実務Q&Aシリーズ)


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