脱税:違法DVD販売で1億円、容疑で元経営者を告発 /大阪 | 脱税・申告漏れ日記

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大阪の若手税理士が巷に流れる脱税・申告漏れ報道の裏側を分かりやすく解説します!


テーマ:
『違法DVD販売で1億1000万円脱税 元経営者を告発 大阪国税局』
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110630/osk11063011380009-n1.htm

MSN産経ニュース 2011.6.30 03:00


『脱税:違法DVD販売で1億円、容疑で元経営者を告発 /大阪』
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20110630ddlk27040412000c.html
毎日新聞 2011年6月30日 地方版


仮名口座を使う手口で所得税を脱税したとされる事案。
・大阪国税局から所得税法違反容疑で大阪地検に告発されたのは、DVD販売業のA元経営者(42)=大阪府豊中市=。
・元経営者は無修正のアダルトDVDを違法に販売して得た売上を仮名口座に入れ、利益を家族名義で預金するなどの手口で、一切申告を行わず、2009年までの3年間で約3億1300万円の所得を隠し、所得税約1億1400万円を脱税した疑い。
・追徴税額は重加算税を含め約1億6000万円とみられ、既に修正申告した模様。
・2011年6月29日、元経営者が大阪国税局から所得税法違反容疑で大阪地検に告発されていたことが発覚。
・関係者によると、元経営者は2006年夏から違法DVDの販売を始め、大阪・ミナミなどで3店を経営していたとされる。


無申告であっても、十店舗を構えていれば、管轄の税務署調査官の実地調査により、店舗の住所と、そこから申告書が提出されているかを照合することによって、無申告かどうかを調べることが可能です。


ある日突然、スーツ姿の税務職員が店に訪れ、

「こちら申告されてませんよね?」

となります。


では、実店舗を構えないアフィリエイトやネットオークション等のネットからの収入なら大丈夫かというとこれも難しい。
アフィリエイトなら仲介業者に一度、調査(反面調査)に入って報酬支払い実績を各人別にリストアップした資料を押収してくれば、一網打尽です。

調査官としては、確実な資料が手元にあるわけですから、電話をかけるだけで調査終了。
ある意味、楽な部類の仕事かもしれません。


アンダーグラウンドな業者を使えば、ばれにくいのかもしれませんが、有名どころでは、やはりコンプライアンスの面からできるだけ調査には協力する姿勢ですので、ネット収入のある方はしっかり申告することをお薦めします。



ところで、今回の事案では無修正の違法DVDの販売収入について、申告漏れを指摘していますが、違法な収入に対して税金を課す根拠は最高裁の判決を元に、現在、所得税法基本通達で規定されています。


<参考条文>
所得税法基本通達36-1(収入金額)
 法第36条第1項に規定する「収入金額とすべき金額」又は「総収入金額に算入すべき金額」は、その収入の基因となった行為が適法であるかどうかを問わない。


したがって、違法DVDだろうが、麻薬の路上販売だろうが、闇金の貸付利息だろうが所得あるところに税金を課すことになります。


人によっては警察より怖い存在かもしれませんね。




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