キチガイヒーローに学ぶ | 寝言は寝て言え!!

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お久しぶりです。

色々有って、暫くブログ休んでました。 正直、未だにスッキリしない毎日が続いてますが、気持ち的には少し落ち着いてきましたし、明日からブログも5年目に突入するので、そろそろ更新を再開していこうかなと思います。

で、久々の更新が 「キチガイヒーロー」 ってのもなんですが、ある方とのメッセージのやりとりがキッカケで、4日程前から、久々にレインボーマンを観ています。




そろそろ、第1クール(キャッツアイ作戦編)を観終えそうな所なんですが、このキャッツアイ作戦と言うのは、敵組織の死ね死ね団が、キャッツアイと言う麻薬をバラ撒き、日本人を狂い死にさせようとする作戦なんです。
主人公のヤマトタケシ(レインボーマン)は、キャッツアイが仕込まれたジュースを知らずに飲んでしまい、狂人にされてしまうんですね。


「うわははは・・・。ひひひひひ・・・。」
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※ 幻覚の為、危うくビルから飛び降りそうになったところを、堀田先輩に助けられました。
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"気が狂ったヒーロー" と言うと、他に、印象深いのがサンダーマスク
第19話 「サンダーマスク発狂」 では、シンナーに冒された脳みそが大好物の魔獣・シンナーマンの脳と交換手術をされ、見事なまでの狂人となってしまいました。


「うぅ・・・。」
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「うへぃひひ・・・!!」
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※この後、奇声をあげながら、街のゴミ箱をブチ撒けたり、道行く女の子に抱きついたりします。 「キャ~~ツ!!」
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「タイーホ!!」
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今は、キチガイと言う言葉は放送禁止用語となっているので、劇中で使われる事はありませんが、そもそも、この2人の 「キチガイヒーロー」 は、"シンナーや薬物によって、狂わされてしまった" んですよね。

特に70年代作品に於いては、「キチガイ」 なんて言う言葉が劇中で度々使われますが、病気や事故、先天的な原因で障害を持ってしまっている方への差別用語とか、そう言う意味で使っている訳ではないと思うんですよね。 個人的には、キチガイと言う言葉の全てが一緒くたにされ、無いものにされているのもどうかと思うのですが。


近年の作品を全て観ている訳ではないので、今のヒーローが、劇中で、所謂 "キチガイ" になってしまうような描写が有るかどうかは知りませんが、こう言う場面を見ていると、ヒーローが薬物などで狂わされてしまうと言うのも、時には必要なんじゃないか・・・なんて思ったりもします。
と言うのも、最近は、脱法ハーブによる事故のニュースを見る機会が多くて、本当に残念で、モヤモヤします。 

今、ヒーローを大好きな子供達が、10年・20年後に、何らかのキッカケで、気軽にハーブに手を出したり、覚醒剤をやったりしないとは言い切れない。

70年代は、シンナーを吸う若者が多かったので、サンダーマスクは、身を持って、シンナーの怖さを子供達に教えたんですよね。 レインボーマンだってそう。(※ 結果的にそうなっただけジャン!とか言わない事!)


ヒーロー番組って、子供達にとっては、すごく説得力が有るものなので、薬物は "ヒーローでさえも狂わせてしまう、とても怖いもの" と教えるには、インパクトは絶大だと思うんですよ。
誰でも危険な薬物を簡単に手に入れる事が出来る今の時代こそ、その怖さを教える事は、ヒーローとしては大切なんじゃないかと思ったりもします。

・・・でも、それ以前の問題として、今の時代は、劇中にこう言うシーンを入れる事自体が難しかったりもするんでしょうね(^^;)