今ここ 立夏
夏の気配を感じますが
朝晩 薄着だと まだ肌寒いですね
書き留まっていた
秩父巡礼の お話し
続きです
回を重ねるごとに
参拝の手順が
スムーズになり
地図から
江戸古道を探すのも
コツを掴んできたところ
けれども
秩父の巡礼も
終わりが 見えてきました
今日の初めは
第十九番 龍石寺
大きな岩の 真上に
建っているお寺
足裏の感覚は
なんだかまるで
おヘソの上に
立っているかのよう
秩父の おへそ
お大師さまが 来て
この岩から 龍を出した
という いわれがある場所
以前
四国の「まんのう池」
というところに 行ったとき
池を守る
とても大きな 老龍がいました
「琵琶湖から来た」
ということだったので
調べてみたら
実際 地元に
お大師さまが
まんのう池を 造った時に
琵琶湖から 呼んだ
という 謂れがありました
弘法大師伝説の
ある場所に行くと
その時に 大師は
どんなことを 感じ
何を祈ったのだろうと
時代を超え
お大師さまと
交流するように
想像するのが 好きです
御朱印を
書いて下さったのは
このお寺の ぴったりの
昔話しから 出てきたような
お爺さんの お坊さん
古道を尋ねると 赤ペンを持ち出し
それはそれは 丁寧に
教えてくださいました
空模様を 気にしながら
てくてく歩いて
第二十三番
音楽寺(おんがくじ)
着いたのは
ちょうどお昼でしたので
近くの
秩父市街を一望できる公園で
おにぎりを 食べました
すると
12時の 町内放送の
アナウンス
同時に お堂の鐘が打たれ
山に響いて
賑やかに 音楽が流れ出しました
お参りに行くと 境内は
檀家さんらしき
人々で 賑わっていて
4〜5人の
昔の お姉さん達が
めかしこんで 盆踊りを踊っていました
おじさま達は
観音さまの お膝元
お堂の上に 机を広げ
たくあんをつまみに
まったり雑談
この日 18日は
観音さまの日で
今日は 賑やかで
バタバタしていて ごめんなさいと
少女のような 笑顔で
お寺の奥さん
その御朱印は
予想外に 迫力のある筆捌きで
素晴らしいものを 頂きました
ああ
秩父の人には 観音さまが
こんなふうに 生活の中にいるのだなと
旅人の気持ちで
祭りを眺めた よき縁日でした
次回 つながるツアー
2023年
6月2日(金)〜3日(土)です
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