療育って | 東淀川区の児童発達支援・放課後等デイサービス「にじいろテラス」の人たち 

東淀川区の児童発達支援・放課後等デイサービス「にじいろテラス」の人たち 

毎月のイベント、お知らせ、活動のことなどを、スタッフと、たまに経営陣が自由につぶやきます。。。

療育って?という質問を受けたことがあります。

 

少しお話を・・・・

 

にじいろテラスは、療育の施設です・・・といっても

療育ってどうなの?? 

 

 

 

療育という言葉は少しわかりにくいですが、

 

「発達のためのトレーニング」ということになりますね。

 

 

「発達を促して、自立できるように、そして社会の一員として出ていけるように援助する取り組み」

と思ってもらうといいかもです。

 

 

始めは、肢体不自由児の社会的な自立を目標に、医療と教育を並行してすすめることを指しました。

後に「発達支援」という考え方ができました。比較的最近ですね。

 

 

 

「発達支援の指針(CDS-Japan 2016 年改訂版)|全国児童発達支援協議会」からの少しだけ抜粋します。

 

 

発達支援の定義

 

「発達支援」とは、「障害の軽減・改善」という医学モデルの支援にとどまらず、地域・家庭での育ちや暮らしを支援する生活モデルの支援を重要な視点としてもつ概念である。

 

障害が確定しない段階の子どもも対象として、「障害のある子ども(またはその可能性のある子ども)が地域で育つ時に生じるさまざまな課題を解決していく努力のすべてで、子どもの自尊心や主体性を育てながら発達上の課題を達成させ、その結果として、成人期に豊かで充実した自分自身のための人生を送ることができる人の育成(狭義の発達支援)、障害のある子どもの育児や発達の基盤である家庭生活への支援(家族支援)、地域での健やかな育ちと成人期の豊かな生活を保障できる地域の変革(地域支援)を包含した概念」と定義される。

 

発達支援の目標は、単に運動機能や検査上に表される知的能力の向上にとどまらず、「育つ上での自信や意欲」、「発話だけに限定されないコミュニケーション能力の向上」、「将来的な地域生活を念頭に入れた生活技術の向上」、「自己決定、自己選択」などをも射程に入れることであり、換言すれば「障害のある子どもと家族のエンパワメント」である。

 

以上、

割とわかりやすく示されています。

 

 

 

にじいろテラスのプログラムは、遊び=療育です。

 

年齢や条件が違いますが、まずは社会性を持ってもらうためにみんなで一緒に

ルールの中でというのを基本として各子どもたちにあった内容で進めています。

 

 

 

数人で一緒に、制作活動、ゲーム、運動等、ルールの中でコミュニケーション、社会性を援助します。

苦手なことができるように、周りとのコミュニケーションがうまくできるようにという感じですね。

 

重要なことは、

 

遊びを通しての自己表現活動

基本的な身辺自立

コミュニケーション能力の確立

集団行動における基本的なルールの習得

 

 

 

言葉にすると難しいですけど、ブログで報告している内容が全てそうなんですね。

 

子供たちは毎日、楽しく遊んでるだけと思ってるんでしょうけどね~ラブラブ

 

 

 

 

臨床的に言えば成人の脳の平均重量は1300グラム位で10歳を過ぎると成人の脳との差がなくなるらしく、それまでに身に付いた言語や、非言語的なジェスチャーが、一生の間の基本となることが知られていています。

 

なので中学までに基本的な身辺自立の課題を終えておけるよいうにしないといけないですね。

 

 

 

発達支援をお考えの方は、できるだけ早い時期から専門家への相談をして頂くようお勧めしています。

今は、いろいろなタイプの専門的な施設もありますので、その子どもにあった施設の利用をしてくださいね。

 

ケースによりますが、一つの施設だけでなく、いろいろな施設を利用されるのも良いと思います。

 

 

にじいろテラス虹