こんにちは
ご訪問いただきありがとうございます。
前回の続きです。
健康診断の子宮がん検診にて、前がん状態の細胞が見つかってしまいました
経過観察という道もあるけれど、子宮全摘したほうが安全ではあります、というのか婦人科の先生の話。
詳しくはコチラ
経過観察にする場合、3ヶ月ぐらい空けて検査をすることになります。
とすると、
気になっているのは、小学6年息子クンの受験に影響はないだろうか
ということ。
3ヶ月後の検査で状態が良くなかったら…、9月か10月に手術になるのかもしれません
子宮全摘手術にかかる入院は6日間
中学受験、6年の秋と言えば、9月から始まる日曜特訓ではお弁当が必要だったなぁ…。
9月以降は毎月の模試や志望校別模試だってあります。
6日間も入院してらんないよー。
そして、出した答えは、
やはり夏期講習前の今のうちに手術をしよう！ ちょっとコワイけどー。
次の診察日にその旨を先生に告げ、スケジュールを検討することになりました。
そのとき先生からこんな話がありました。
扁平上皮のCIN２～CIN３という結果からは、本来は子宮を全摘する対象ではありません。（全摘はCIN3以上なのだそう）
線がんの異常が出てるので全摘をするのだけれども、全摘手術の前に、円錐切除という手術をして、その結果で全摘の範囲を検討したうえで全摘手術をするのはどうでしょうか。
円錐切除手術とは、子宮の入り口付近（子宮頚部）を円錐状に切り取る手術だそうです。
上皮や内部の前がん病変の広がりを確認するほか、がんになっている箇所がないか、を確認します。
その結果、がんが見つかったら、より広い範囲で子宮を取る必要が出てくるのだけれども、もし通常の全摘したあとにがんが見つかってしまっても、広汎子宮全摘は後からやることはできないそうです。
先生がおっしゃるとおり、ここは丁寧に調べて対応したほうが良さそう。
でも、そうすると手術は2回になってしまいます
それでもやらないといけないので、円錐切除手術と子宮全摘手術の手術日と入院スケジュールを決めることに！
出張が多い主人のスケジュールと、娘の期末テストや行事、息子の塾と行事、盛沢山の合間を縫って予定を組みます。
先生のご予定と、私のかなり限定した2回の希望日が合致し、不思議とサクサク決まっていきました。
それから入院日までは、家のことでバッタバタ
家族に、ご飯の炊き方や洗濯機の使い方を説明したり、パルシステムを一時止めたり、冷凍品を買い込んだり、保護者会の欠席を学校に連絡したり…。
母や姉に手術と入院のことを伝えそびれていたので、連絡～。
すっごく心配されて申し訳ない気分でいっぱいだったけれど、頑張るよ
そんなこんなであっと言う間に入院日になり、気付いたらベッドにいました～
。
円錐切除手術は3日の入院なので、直前バタバタした割にすぐに家に帰るのだけどね。
入院なんて出産以来
しかも出産のときは生まれたてのベビーがいるものだから、四六時中てんてこまいでした。
それに比べ、今回は急に一人の時間がやってきました。
入院日の翌日が手術のため、それまではフリータイムです。
時間があることに落ち着かないと感じるくらい、家族のことで忙しい毎日なのだと実感です。
ちょっと贅沢気分で本や漫画を読んでのんびり過ごしました。
翌日、午後の手術になると聞いていましたが、前の手術が終わり次第のため、それまでは待機。
前日21時以降食事禁止。朝6時以降飲み物も禁止ということで、私の腕には点滴が繋がっています。
手術自体は、30分程度で難しい手術ではないと聞いてはいても、待っている時間はソワソワドキドキ。
順番になり、看護師さんと歩いて手術室に入り、手術台に寝転がりました。
先生はもちろん、初めましての看護師さんや麻酔医さんも親切で和やかな雰囲気。
うん、緊張はするけど大丈夫
呼吸器を付け、麻酔始めまーすという声を最後に、次に目覚めたときはすべて終わっていました。
朦朧としている私はベッドごと運ばれ、元の自分のお部屋に戻ります。
2時間は安静に過ごすということで、ベッドで寝たきり状態。
だんだん頭がクリアになっていくにつれ、気付いちゃいました。
お腹、すごく痛い！
下腹部と膣辺りがとても痛いことに気づきます。
看護師さんに点滴からの痛み止めを入れてもらいますが、しばらく痛い…
スマフォで、主人と母と姉に無事に手術が終わったことを連絡しますが、まだ痛い…。
こうなったら気を紛らわすためにネットニュースを見まくり～。
どうでもいいニュースをひたすら見ていたら、やっとこ2時間経過
おお、やっと起き上がれる！と思った頃には痛みがすっかり消えていました。
ってか、めっちゃトイレ行きたい！
最初に立ち上がるのは、看護師さんと一緒じゃなきゃダメと言われていたので、ナイスタイミングで看護師さん登場
ベッドの目の前にあるトイレ入るのを看護師さんに見守っていただきました
そのあと、1日ぶりの夕食が運ばれてきて、とっても美味しくいただきました！
それにしても元気な患者
翌日の朝、術後の診察は問題なく、退院準備。
3日間の入院はあっと言う間に終了したのでした。
それから1週間後、ついにきました。円錐切除した病理結果を聞きます。
次回の入院がまたすぐ翌週に決まっていたので、わざわざ病院に来なくてよいように電話連絡にてお伝えするとのこと。
でも、これって、がんが見つかっても電話で告知ってことですよね？
それはそれで…
ま、でも、今やれることをやるだけ！
緊張しながら、予約した時間に婦人科直通番号に電話をします。
受付の方が先生につないでるれる間のドキドキ…
もしもしー
先生。明るい声。
ちょっといろいろ状況が変わったのですが、まずは結果を報告しますね。
状況が変わった…。がんがあったのかな？にしては明るい声だけど、このトーンでがん告知なのだろうか…。
がんはありませんでした！
急に言うー！でもよかった。
今回の円錐切除は広めに取ったので、CIN2～3の病変は無くなったと思います。
それで、線がんのほうですが、今回全く異常が無かったんです。精密検査のときに、たまたまあっただけなのか…。
線がんの円柱上皮の異常で子宮全摘をするということだったのたけれども、円錐切除で何も出なかったので、全摘をする必要がないということなんです。
それでも心配だから手術をしたい！ということであれば、できなくもないですが。
急いで全摘手術をする理由がなくなったので、提案としては、術後の傷が治ったあとに、また細胞検査（健康診断で行う子宮がん検診）をやってみて、結果を見るのはどうでしょうか？
他のところに異常があるなら検査で引っかかってくるし、もし引っかかっても進行した状態の異常ではないと思うので、経過観察の対応になるのではないかと。
夕方に折り返す約束をして、いったん電話をきります。
いろいろと結果を想像したけれど、予想外の結果に頭の中がグルグル…。
頭の整理をしないと。
結果、
がんは無かった
扁平上皮の前がん病変は切除された
線がんの円柱上皮の異常も無かった
でも、線がんの前がん病変は、スポット的に出るからチェックはすべき
ということ。
子宮全摘の覚悟をしていたものだから、急に状況が変わってしまいました。
主人や姉に相談したところ、
内臓を取るということは大変なことだから、子宮全摘しないでいいなら、今急いですることもないんじゃない？
たとえ、また検査で引っかかっても、そのとき対応すればいいと思う。
確かにそうです。
夕方、また先生に電話をして、手術と入院のキャンセルをお願いしました。
子宮がん検診から始まった前がん病変の手術までは、こうしていったん終了です。
今回体験した、
癌かもしれない
という心理状態は、かなりしんどいものがありましたが、何とか乗り切ることができました。
ただ、線がんの前がん病変の可能性を持っている子宮だということを忘れずに、検診はきちんと受けていきたいと思います。
今回の入院では、4人部屋を利用させていただきましたが、他の3人の方も婦人科系の手術により入院されているようでした。
カーテン越しなので、ほとんどお会いしていませんが、20代30代で私よりずっと若い方々でした。
想像ではありますが、20～30代の子宮の手術には、出産前だと思いますので、いろいろな想いがあるのではないかと感じてしまいました。
なので、検診、とっても大事！
私の場合、自覚できる症状は全くありませんでした。
早期発見できれは、子宮だって残せます。
皆様も子宮がん検診、乳がん検診、健康診断全般、ぜひ受けに行ってくださいねー！
長くなりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。
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