先週の土日に小江戸大江戸(206キロの部)に参加してきました。


今回で10回目の参加で、初回のDNFを除いて、連続9回目の完走を狙いました。
ここまで連続記録を達成していると、途切れるプレッシャーが次第に強くなってきました。

さて、前回の展開は散々なものでした。前半ゆっくりしすぎたせいか、後半約150キロの勝どき橋を渡ったところで、スイーパーが真後ろに迫り、追いかけっこのように逃げて、命からがら次のエイドまで疾走したのでした。
今回の目標はとにかく前半小江戸を早めに終えること。
去年は中間地点の川越に戻ってきたのが21:30頃だったので、できれば昔のように20:00頃戻ることを目標にしました。


【スタート~吉見エイド(21.2キロ)】
当日、会場入りし、いつものように、かずさんや川の道関係者に挨拶をし、好調なスタートを切ることができました。

◆スタート 8:00(計測8:03:46)

前回はスマフォを伊佐沼の休憩所に置き忘れるミスをしましたので、今回そのようなことがないよう、特に休憩後に注意しました。
このトラブルによる時間ロスがない分、今年は何となく得をした気分で足を進めることができました。


【吉見エイド(20.2キロ)~川越エイド(91.3キロ)】
しかし、好調のはずが、前回よりタイムを縮めるどころか、遅れをとるようになりました。

◆吉見エイド(20.2キロ) 到着10:31:00(前回10:24:16 関門11:10)
◆手島エイド(32.7キロ) 到着12:09:50(前回12:07:42 関門12:50)

早くも、筋肉痛のような症状が出始めました。先がまだまだ長いのに、フルマラソンの後半のような疲れがでてきました。
カンカン照りだったこと。暑いのは平気なのですが、あくまでもペースを度外視したときの話。今回のように、前半急ぐため、ペースを維持しようとすればするほど、足が重くなりました。
また、走るのも長く続かず、すぐ歩いてしまいました。

◆浄恩寺エイド(51.8キロ) 到着15:04:53(前回15:07:42 関門15:50)

浄恩寺前後では、足の股が筋肉痛になり、ふくらはぎも攣る寸前になり、歩きと走りのバランスを調整しながらなんとか進みました。
前半のタイム短縮どころか、小江戸の関門も危うく感じ始めました。とにかく先に進むことだけを考えるようにしました。
明るいうちに唐子エイドに着きたかったのですが、かなり手前で日没となってしまいました。

◆唐子エイド(72.0キロ) 到着18:33:16(前回18:24:24 関門19:30)

体の調子は唐子を過ぎたあたりから、徐々に戻り普通に走れるようになりました。
唐子うどんで力がついたのと、やはり日が暮れて涼しくなってきたためですが、果たしてこのタイミングで回復して間に合うのか微妙でした。
川島ICの直前、国道254の右側の歩道で工事個所があることを事前に知っていたため、左側を数キロ走行しましたが、道幅が広くかなり快走することもできました。

川島IC(約83.6キロ)では主催者から知らされていない計測地点があり驚きました。リストバンドを計測器にかざすと、電子音でなく文字通り「ピーッ」と人の(しかも黄色い)声の鳴動音が聞こえました。私設エイドの方々の粋な計らいでした。

◆川越エイド(91.3キロ) 到着21:39:08(前回21:26:39(自己計測) 関門23:00)

結局。川越に戻ってきたのは去年より少し遅い程度。
目標よりは断然遅いですが、一時期のフルマラソンの後のように重くなった状態を考えれば、よく回復したと思いました。


【川越エイド(91.3キロ)~成願寺エイド(128.0キロ)~】
いよいよ大江戸に突入し、舞台は夜の川越街道となりました。
川越エイドから3、4キロのコンビニで補給をしているうちに、22:00にスタートした大江戸選手に抜かされたのは、去年と同じ大会でした。
以前は、あと10キロ以上先で大江戸の選手と合流し、会話を楽しむことが出来ていましたが、今年も叶いませんでした。
とにかく、歩かず、ただし急ぎ過ぎないように、淡々と夜の川越街道を足を進めました。

◆成願寺エイド(128.0キロ) 到着4:18:31(前回4:35:15 関門5:40)

【成願寺エイド(128.0キロ)~おしなりエイド(158.8キロ)】
成願寺エイドに着いたときはかなり、調子が戻り、前回の自分に追いつきました。
また、エイドを出発しようとしている、かずさんに会うこともできました。
ずっと先にいってレースではもう会うこと思っていました。

前回は、成願寺エイドからペースが落ち込み、ひたすら歩いていたのですが、今回は走り続けることができました。
約130キロ都庁のCPの写真撮影は前回、夜が明けていましたが、今年は都庁やさらに、次の国立競技場の撮影まで暗いうちに行えました。
おがげで、スイーパーの姿に怯えるほどまで、関門が迫らずすみました。

◆浅草橋エイド(145.8キロ) 到着7:47:06(前回(馬喰町エイド145.4キロ)8:12:13 関門8:20)

再び、浅草橋エイド付近でかずさんに追いつきましたが、嬉しさは束の間でした。
この時のかずさんは、ひたすら足の痛みに耐え、前に進もうとしていて、見ているだけでも辛そうな状態でした。
声をかけることぐらいしかできず、奇跡が起こることを祈りながら先に行かせていただきました。

とうとう約150キロの勝どき橋のCPまできました。
去年はここでスイーパーが後ろに迫ってきたのですが、今回は少し余裕があります!
安心したためか、いままで急いでいた分、急に内臓の疲れがでてきたのか、急に吐き気が。。
植え込みに派手にリバースをしてしまいました。
丁度、私設エイドの方がいらして、心配してくださり、うがい用の水やお湯をいただきました。

◆おしなりエイド(158.8キロ) 到着10:10:34(前回10:24:32 関門10:30)


【おしなりエイド(158.8キロ)~ゴール川越(206.7キロ)~】

勝どき橋で吐いて、お腹が少し楽になりましたが、次の行動が勝負であると考えました。
これまでのウルトラの失敗のパターンは以下のおとり。
①吐き気のトラブル⇒②何も食べられなくなる⇒③エネルギー切れ⇒④ペースダウン⇒関門
もう、②の段階にいるので、とにかく③のエネルギー切れが来る前になんとか補給をしようと考えました。

しかし、やはり喉を通るものが思いつきませんでした。
このままでは到底、舟渡エイドの関門が危ういと思いました。
ひたすら、喉を通るものを考えに考え、ようやく思いつきました。

それは、納豆!

なぜか納豆だけが喉が通りそうでした。付いているタレのしょっぱさも求めているものでした。
スカイツリーの近くのコンビニで1セット(3パック)買いました。
3パックとも美味しく食べることができました。ごめんなさい、かずさん。
結果、再びエネルギーが体にみなぎり、舟渡めざして本郷通りを快走できました。

◆舟渡エイド(180.6キロ) 14:03:47(前回14:13:28 関門14:30)

舟渡エイド以降は歩いても間に合う関門だったので、かなり完走に自信がでてきました。
ホームコースの荒川河川敷はなるばく、走るようにしました。

◆秋ヶ瀬エイド(192.5キロ) 16:31:45(前回16:24:32 関門17:00)

最後の川越までの一直線の川越バイパスは、お決まりの関門逆算による歩きペース。
前の地点でご一緒した選手にも追いつき、会話をしながらゆっくり川越を目指しました。
ゴールはお決まりの35時間台。

◆ゴール川越(206.7キロ) 19:35:10(前回19:40:41 関門20:00)

記録:35時間31分24分(206.7キロ)
      (前回)35時間40分21分(205.7キロ)

 



ゴール後は7カ所のCPで撮影した写真をスタッフに提示。スマフォの調子が悪く、3箇所程撮影に苦労しましたが、一応全部撮影できました。




これで連続9回完走で、連続10回に王手となりました。

来年こそ、余裕をもって後半を進みたいですが、今回苦戦した理由は2つ考えられました。
一つは既にお伝えしたように暑さによるもので、去年より軽装にしたつもりですが、もう少し軽装できそうです。
もう一つはフルマラソンを走らなくなったこと。
長く走り続けることができず、すぐ歩き出す始末でした。去年から前半のペースを問題視してますが、ペースを落とし過ぎているのではなく、上げることができないほど実力が落ちているような気がしました。
重い腰をあげ、今年こそフルマラソンを再開したいと思います。
久しぶりに夏喜多に出場しようかと思いますが、エントリーはまだのようです。

最後に、スタッフや私設エイドの関係者の皆さん、今回も大変お世話になりました。
是非、来年以降もお世話になります。

読者の皆さん長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。


~~以下、恒例の各区間の分析、信号待ちの状況等です。~~

(字が見えない場合は選択して拡大してください。)

信号待ちの秒数

 

信号待ちの視覚化