もう3週間経ってしまいましたが、7月の海の日を含む3連休に、毎年恒例となった一人箱根駅伝&富士登山をやってきました。

コースを改めて説明すると、下の地図のように板橋の自宅を出発し、箱根駅伝のスタート地点である大手町まで走り、そのまま芦ノ湖まで箱根駅伝の往路全区間を走り、乙女峠から御殿場へ抜け、富士山頂まで登るというものです。

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当日寝坊をしてしまい、予定の朝6時から30分程遅れての出発となりました。
ちょうどよかったので今回よりも早く出発した去年の自分を追いかけながら、富士山を目指すことにしました。

[自宅(板橋)出発]
今回出発 6:33 
去年出発 5:50 

白山通りを進み、やがて箱根駅伝スタート地点の大手町へ。
去年の自分との差は縮まらず、ほぼ同じペースとなりました。

[箱根駅伝スタート地点(大手町)]
自宅から18.0約キロ
今回通過 9:27 
去年通過 8:40 

一区は日比谷通り、第一京浜を一直線に進むコース。
天気は始終、晴天に恵まれ、喜多日和の中を進むことができました。
今回、マメ対策でスタートから足の裏に湿布を当ててましたが、見事作戦が失敗し、足が元気なうちはただ単に邪魔なだけで、蒲田あたりで外してしまいました。
そうこうしているうちに去年の自分との差は広がってしまいました。

[つるみ中継所]
自宅から約40.6キロ
今回通過 14:05 
去年通過 12:35

横浜の高島で右折し、権太坂などアップダウンの激しいコースを含む国道1号線へ。
去年の自分に追いつくどころか、どんどん離されていき、早くも戸塚中継所に着いたときには夜に突入していました。

[戸塚中継所]
自宅から約64.6キロ
今回通過 19:36 
去年通過 17:35 

やがて、ヘッドライトをつけたランナーさんが後ろから次々にやってきました。
横浜を18時に出発して、箱根湯本まで夜通し走る「over night 60kmみちくさウルトラマラソン」の選手です。
毎年この3連休に開催されているため、毎回遭遇しているので、選手でないのにもかかわらず、私もすっかり常連となってしまいました。

[平塚中継所]
自宅から約86.7キロ
今回通過 2日目1:45
去年通過 23:24

平塚中継所付近のファミレスで長めの休憩し、走行距離も90キロ近くに達し、足のマメが気になりだので、マメ対策の湿布を再装着しました。
功を奏してか、二宮から小田原にかけて、例年歩き出すところ、走り通すことができました。

[小田原中継所]
自宅から約108.2キロ
今回通過 2日目5:34
去年通過 2日目3:29

例年、小田原中継所を超えたところで体力が限界に達し、仮眠を取らざるを得ない状態でしたが、今回はピンピンしていました。
6時関門のみちくさマラソンのゴールである箱根湯本までダッシュで目指す余裕がありました。
すっかりみちくさの選手気分でした。

なんとか、1分前にゴール達成!
カメラマンが構えていたので、×サインを送り選手でないことを伝えました。
箱根富士を始めてから、みちくさのゴールに間に合ったのは初めてで、去年の自分へも大幅にリードすることができました。

[箱根湯本]
自宅から約111.2キロ
今回通過 2日目5:59
去年通過 2日目7:24

少し時間に余裕がでてきたので、5区の箱根越えの最中、小涌園付近で仮眠をとりました。

[箱根駅伝往路ゴール]
自宅から約129.5キロ
今回通過 2日目13:09
去年通過 2日目12:51

再び去年の自分に20分程遅れをとってますが芦ノ湖に着いて、ゴール直前に昼食をとったりしたためです。
往路ゴール後は、去年の自分を引き離し、ついにおさらばすることになりました。
去年の自分はそこから昼食や長めの仮眠をとったのでした。

乙女峠を越え、御殿場へ抜け、市内で仮眠をとり、いよいよ富士山を目指しました。

[御殿場駅付近]
自宅から約157.8キロ
今回通過 3日目2:07
去年通過 3日目4:16

両側が自衛隊の射撃訓練となっている富士スカイラインをひたすら進み、2つの分かれ道となりました。

[富士宮口、御殿場口への分かれ道]
自宅から約172.7キロ
今回通過 3日目7:24
去年通過 3日目9:02

分かれ道の一方は富士宮口5合目方面、もう一方は御殿場口5合目方面。
選んだのは御殿場口方面。
例年は登山客や山小屋が多い富士宮ルートで富士登山をしてましたが、今回は時間に余裕があったので、御殿場ルートの登山にチャレンジすることにしました。

2キロ程で御殿場口5合目に到達。

[御殿場口5合目]
自宅から約174.5キロ
登山開始 3日目8:09

富士宮ルートに比べ御殿場ルートは、砂が多い感じでした。
ガレ場が少ない分、足へのダメージは少ないプラスの面と登っててやや疲れるマイナスの面もありました。
富士宮ルートとの決定的な違いは7合目までの距離と、そこまでの山小屋の少なさでした。
7合目までは、一向に景色が変わらず、水の残量が気になってしかたがありませんでした。
7合目を過ぎると、不安感は一気に吹き飛び、そのまま頂上の剣ヶ峰へ到達!
今回の富士山は雨、風ともになく、山頂でもジャケットや雨具は不要でした。

[富士山頂(剣ヶ峰)]
自宅から 約195.6キロ
登頂 3日目18:40

下山も御殿場ルートを選びました。
当初、夜ゆっくり、下山する予定でしたが、まだ明るい時間帯だったので、なんとか日没前に7合目まで下り、大砂走りで一気に駆け下りる作戦に変更しました。
山頂でお会いした、地元の若い男性の方やそのご友人と下山の途中でご一緒になり、3人で下山することになりました。
大砂走りでは、すっかり暗くなってました。
私自身ヘッドライトをつけていましたが、なんと一方の方はさらに私の足元を照らし案内してくださりました。

4、5キロ程でしょうか、ひたすら大砂走りの砂の中を駆け下り、やがて御殿場口の明かりが見えてきました。
無事、下山を果たし、ついに東京からのランは終了となりました。

[御殿場口5合目:ラン終了]
自宅から195.7キロ(走行距離)
到着 3日目21:39
走行時間 約63時間6分(2日間+約15時間6分)

<参考:去年のラン終了>
[富士宮口5合目]
走行距離 207.5キロ
到着 4日目8:14
走行時間 74時間36分

なんと、下山をご一緒された方々には三島駅まで車で乗せていただき、最後までお世話になりっぱなしとなりました。

こうして、自宅からの箱根駅伝・富士登山は去年よりも短い時間で、山小屋なしでしかも御殿場ルートを制覇するという快挙とげることができました。
これも、川の道で学んだ足のマメ対策のおかげ、そして何よりも下山でお世話になった地元の方々のサポートのおかげです。
ここで、終わっていれば完璧なランでした。

しかし、現実はそううまくいきませんでした。
ここから状況は一変することに・・・。

皆さんお気づきでしょうか。
箱根駅伝と富士登山を立て続けにやる、盛り沢山のランだったはずなのに一枚も写真がありません。
なんとも寂しいブログとなってしまいました。それには訳が。。
今までのことは、全て妄想・・・


、と言うことではなく、なんと、帰路でスマフォを紛失してしまったのです。
御殿場口に下山した直後見たのが最後で、三島に着いたときに気づきました。

一応紛失の届出はしましたが、3週間たっても見つかっておらず、旅の途中で撮った数々の写真は日の目を見ることができませんでした。
(今は新しいスマフォとなっています。)

このアクシデントが、大会中だったらと思うとゾッとしました。
こんなミスをしているようでは、川の道の完走はまだまだです。
やはり、帰路も含めてがマラソンで、家に着くまで一切油断すべきでないと、身に染みて思いました。