先週の土日に第8回小江戸大江戸200kに参加してきました。
結果は、手作りアップデートでご存じかもしれませんが、みごと完走でした。
改めて詳細を振り返ってみたいと思います。

今回で小江戸大江戸(200キロの部)の参加は5回目。
初回のDNFを除き、以降連続完走しており、連続4回目がかかっていました。
また、GWに川の道フル520キロも控えていることもあり、目標はとにかく「あっさり」完走することでした。
しかし、今回のレースに向けてやったことは唐子(約70キロ地点)から川越(約91キロ地点)を除き、予行練習を2回に分けてやったことだけで、毎年チャレンジしていた200キロフルの予行練習は一度も実施してなかったので、自信はあまりありませんでした。

体調は1週間前まで風邪をひいていたが、本番のときには回復し、睡眠もバッチリとれ、快適なスタートを迎えることができました。
小江戸の部、大江小戸の部と順を踏んで完走を果たしてきたかずさんは今回、ついに小江戸大江戸の部への参加となりお互い完走を誓い合いました。

晴天に恵まれ、風も少なかったせいか、前半は快調に進み、今回も中間地点の川越エイドまで制限時間まで余裕を残しながら進めることができました。
以下レースの経過。

第1エイド(吉見)21.2キロ地点
今回通過    10:28:16
今回関門    11:45:00
前回通過    10:13:42
PB達成大会通過  10:19:27

第2エイド(手島)32.7キロ地点
今回通過    11:54:46
今回関門    14:00:00
前回通過    11:34:30
PB達成大会通過 11:37:55

序盤、かずさんとは一緒に走らなかったものの、毎回のようにエイドで会い、抜きつ抜かれつしました。さりーさんご夫妻とも度々ご一緒できました。
手島エイド付近で、私と同じように喜多リュックを背負っていた選手がいたので、しばらくご一緒させていただき喜多マラソンの話で盛り上がったりしました。しかし喜多リュックを目当てに1回だけ参加されたそうでした。お住まいも私と同じ荒川近辺でホームコースもかぶっているようでした。

第3エイド(浄恩寺)51.8キロ地点
今回通過   14:30:22
今回関門   17:00:00
前回通過   14:18:42
PB達成大会通過 14:05:07

第4エイド(唐子)72キロ地点
今回通過   17:18:59
今回関門   20:45:00
前回通過   16:54:23
PB達成大会通過 16:46:36

かずさんとは唐子エイド以来しばらく会わなくなり一人旅が続きましたが、川島IC付近で、あの喜多リュックの選手と再会できました。

第5エイド(川越)91.3キロ地点
今回通過   20:09:46
今回関門   24:00:00
前回通過   19:48:53
PB達成大会通過 19:55:28

川越エイドを過ぎ、問題となる真夜中の川越街道となりました。
川越街道と言えば、私の中では「吐き気」の代名詞ですが、しばらく歩きを入れなくても吐き気は出ることはありませんでした。
しかし、川越街道終盤の池袋の手前から歩きを入れないと吐き気が来ることがわかり始めました。
それでも、成願寺エイドにはまだ制限時間まで余裕を残し着くことができました。
今回川越エイドでは、一回もコンビニを使わない作戦をしたのも時間短縮につながったと思います。

第6エイド(成願寺)128.0キロ地点
今回通過    2:34:54
今回関門    6:30:00
前回通過    2:14:35
PB達成大会通過  3:08:47

状況が一変したのは、成願寺エイドを過ぎてからでした。
コンビニを使わなかったのが仇となったのか、エネルギー切れの状態となりました。
食欲も全くなく、補給もしようがありませんでした。
ひたすら食欲が出るのを待ちながら、皇居付近のこあしすエイドを目指して歩き通しました。

第7エイド(こあしす)144.1キロ地点
今回通過    6:26:37
今回関門    9:30:00
前回通過    5:18:15
PB達成大会通過 6:10:00

前大会で皇居で物凄い睡魔に襲われたため、こあしすエイドで仮眠をとるかかなり迷いましたが、結局素通りすることにしました。
起きた後、どれだけ制限時間まで余裕が残っているかわからず、寝る勇気がなかったからです。
結局、去年ほどの睡魔に襲われなかったものの、走る気力は残っておらず、ついに制限時間によるリタイアのことが頭をよぎりました。

そんな矢先に、後ろから声が!
なんと、唐子エイドで最後にご一緒したかずさんが追いついてきたのです!しかも元気な姿で。
小江戸大江戸の初参加のときに、似たような体験をしましたが、そのときはかずさんによる応援ランでした。
少しの間だけ並走しましたが、自分の状況を話し、先に行ってもらいました。
しかし、前方へ消えゆくかずさんの背中を見て、ある作戦を思いつきました。
「おともだち大作戦」です。この作戦はかずさんが、ウルトラ攻略として編み出したもので、誰かと話ながら進むというものでした。
あとは、おともだち大作戦のターゲットとしてかずさんに必死で着いて行きました。
信じられないほど、即行効果が出て、なんと次のおしなりエイドまで走り続けることができ、ご一緒できました。
命拾いしました。

第8エイド(おしなり)156.1キロ地点
今回通過     8:50:06
今回関門    11:30:00
前回通過     8:15:11
PB達成大会通過 8:20:39

9時にまさか間に合うとは思ってもなく、一気に安心してしまい、おしなりエイドで、かずさんについていくのはやめ、あとはマイペースで歩いたり、走ったりの繰り返しとなりました。
天候は1日目と同様、晴れ渡ってましたが、この頃から一層日差しが強くなりました。
仕方なく、コンビニで水分補給をしましたが、飲んでも飲んでも喉は渇く一方でした。
喜多リュックの小ささでは、ボトルを入れるスペースがなく、仕方なく1本手に持って走りました。

第9エイド(高島平)178.4キロ地点
今回通過   13:56:47
今回関門   15:30:00
前回通過   13:48:20
(PB達成大会(第5回)ではエイドなし)

高島平エイドを過ぎ、高島平団地を過ぎると、秋ヶ瀬エイドまで10キロ弱の荒川河川敷が続きます。
ここはホームコースそのものなので、小江戸大江戸のことはすっかり忘れ、普段の練習をしているだけだと自分に言い聞かせ、淡々と走り続けました。
この区間は大会を通じて唯一ごぼう抜きができた区間です。
結果、いつのまにか前回よりも早く秋ヶ瀬エイドに着いてしまい、制限時間までも1時間半以上残っていたので、一気に完走の自信がつきました。
安堵のためか、秋ヶ瀬エイドの日当たりのよい土手でみんなの前で堂々とお昼寝をしてしまいました。

第10エイド(秋ヶ瀬)189.9キロ地点
今回通過    15:53:58
今回関門    17:30:00
前回通過    16:05:27
PB達成大会通過 15:09:00

ラストの区間はほとんどが、1直線に続く254号川越バイパス。
何も変化がない景色が10キロ強、延々続きます。
小江戸大江戸経験者には有名な「川越までxxキロ」の標識があり、距離の目安となりますが、私は毎回あえてこの標識は見ないようにしています。この標識は注目すればするほど、キロ数が減らないのです。
それでも、過去に試走を重ねているうちに、「ららポート」、「はつかり温泉」、「川越線」、「ケーズデンキ」など微妙な風景の違いが身に染みてしまい、残りのキロ数が感覚でわかりました。
そのことが、今回(というか毎回)仇となってか、ギリギリの制限時間が計算できてしまい、結局自分にあまくなりほぼ歩き通すことになりました。

とうとう、制限時間ぎりぎりのところでゴールを迎えました。
初挑戦のかずさんはとっくにゴールされており、長らくお待たせしておりました。
秋ヶ瀬エイドのお昼寝、川越バイパスの歩きが悔やまれました。。

ゴール(川越)204.2キロ地点
今回到着    19:30:58
今回関門    20:00:00
前回到着    19:05:20
PB達成大会到着 17:46:24

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記録 35時間27分37秒(公式距離204.2キロ)
(ガーミン計測:約208.1キロ) ※計測できなかった区間は公式距離で算出

こちらは5ヶ所のチェックポイントの写真。
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ついに完走です!

目標の「あっさり」完走からかけ離れたボロボロの完走でした。。
今回は完走は一時期危ぶまれたこともあり格別なものがありました。(毎回格別かもしれませんが。。)
前述のとおり、完走できたのはまさに「おともだち大作戦」のおかげ、かずさんのおかげでした。
リタイアのことが頭をよぎりはじめた皇居であのタイミングで声をかけてもらってなかったらと思うとゾッとします。
これで、とうとう小江戸大江戸も4連続完走。
記録についてはあまり進歩がなく、初参加で33時間台を出して以来、35時間台ばかりです。

結果についての振り返りとしては、まず吐き気と腹痛が来るタイミングがわかり、症状が出る前に回避ができるようになったのが収穫でした。
吐き気と腹痛の根本原因がなくなったわけではありませんが、前に比べペースを犠牲させるタイミングを遅らせられるようになりました。
課題としてあるのは、吐き気回避後のエネルギー補給対策です。吐き気の時間帯が過ぎた後、いかに早く補給させるかがカギになりそうです。
あとはやはりメンタル面も課題です。お友達大作戦であっけなく走れたということは、体はまだまだ大丈夫だったということになります。
あとは、終盤の川越バイパスの歩きさえなければタイムは延びるはずですが、なかなか自分への甘さがぬぐえません。。

最後に、小江戸大江戸のスタッフや関係者の方々、絶大な大会の設営、誠にありがとうございました。
毎回毎回脱帽するしかありません。そして、私設エイドを設営してくださった方々もありがとうございました。
今年は特に数が多く、しかもちょうど食べたいもの、飲みたいものがタイミングよく出ていて、大きな励みとなりました。
一晩中、おもてなししていただき感謝しています。
そして、ブロともさん、応援してくださった方々ありがとうございます。

5連続目の完走の応援もよろしくお願いします。(その前に川の道でもお願いします。)

最後の最後にかずさん、さりーさんご夫妻完走おめでとうございます。