先日の3連休と有休を利用して4日間、一人箱根駅伝&富士登山の3度目のチャレンジをしてきました。
一人箱根駅伝&富士登山は昨年2回チャレンジしましたが、1回目は御殿場過ぎで富士スカイラインのリサーチ不足により中断し、2回目は腹痛により箱根駅伝区間だけで終了となったのです。
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チャンスは7月の連休と8月の夏季休暇の2回。
早めに決着をつけたいと思い、7月は有休を行使し4連休としました。
マラソンだけのために有休をとったのは初めてかもしれません。

改めて、コースは説明すると、下の地図のように自宅から箱根駅伝のスタートの大手町まで行き、箱根駅伝コースをまるまる走り、その後乙女峠を越え御殿場に抜け、富士宮口経由で富士山に登頂し下山するというものです。

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土曜日朝6時前に自宅(板橋区三園)を出発。
出だしは快調に白山通りを抜け、箱根駅伝のスタート地点である大手町の読売新聞社前に到達(8:30分頃)。

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1区は日比谷通り、第一京浜を進みます。

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鶴見中継所には12:30頃到着。

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2区は横浜中心部から国道1号線に入り、戸塚を目指しますが、やはり権太坂やその後続く坂がきつかったです。

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17:30頃戸塚中継所に到着。

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うわさのラーメン屋のカミカゼもありました。
この日は15:45で閉店になっていたようで入れませんでした。
3区は戸塚から1号線を逸れ、茅ヶ崎にぬけ、平塚まで湘南国際のコースになります。
平塚中継所の手前で長めの休憩をし、平戸塚休憩所には23:20頃到着しました。

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平塚中継所からは再び1号線に入り、ひたすら小田原を目指します。
この辺りからタスキを付けたランナーが次々と姿を現しました。
みちくさウルトラマラソンの選手で箱根駅伝の2区から4区ナイトランしていました。
去年も遭遇しましたが、この選手達を利用し、会話しながら足を進めました。
走行距離も90キロを超えるとどうしても一人だと歩きがちになります。

この作戦のおかげで夜の1号線を歩かずにすみましたが、反面災いもあり、ついに腹痛の予兆が出てきました。
去年と同じパターンです。

小田原中継所に到着したのは夜中3時を超えてしまいました。
小田原中継所の先で仮眠をし、箱根越えに備えました。
みちくさウルトラマラソンのゴールの箱根湯本には7:30分頃到着しましたが、大会は6時までだったのでもう選手の姿はありませんでした。

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箱根湯本を過ぎるといよいよ5区の箱根の峠越え。
腹痛と闘いながら、次々とヘアピンカーブを進みます。

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箱根登山鉄道に足を止められました。
駅伝最中だったら大変なことになりますが、今回はよい休憩となりました。

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無事、峠を越えたようです。

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後は、芦ノ湖まで降りるだけですが、走ることもできずかなり時間がかかりました。
なんとか箱根駅伝のゴールには無事到着!
2日目の12:50頃でした。

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さて、去年と同じように腹痛で走ることができなくなりました。
またリタイアか?
とりあえず、芦ノ湖のそばで長めのお昼寝をし、その後決断することにしました。
ざわざわ観光客の声する中、目を覚め、下した決断は「御殿場まで続行」というものでした。2回目のチャレンジのときよりも前進したかったし、せっかく有休とったので少し悪あがきすることにしました。
もう、走ることはできなく、ひたすら歩き通しました。
芦ノ湖を東側の県道経由で抜け、仙石原で再び夜を迎えました。

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なんとか、乙女峠のトンネルを抜け、ついに御殿場まできました。

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この頃から御殿場までという決断が揺らぎ、富士山まで目指すことにしました。
歩いている限り、腹痛は悪化しないことがわかり、4日目があるので、もしかしたら登頂までいけるかもしれないという期待が出てきました。
再び、御殿場市内で長めの休憩をとり、力を蓄え、いよいよ富士山を目指します。
3日目早朝4時頃、御殿場市街を発ちました。

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御殿場市街を抜けると、富士スカイラインになりますが、両側が自衛隊の訓練場になっていて、銃声が途切れることがありませんでした。
(時には爆発音も!)

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10時頃、水ヶ塚公園に到着しました。

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さて水ヶ塚公園を過ぎると、いよいよ富士宮口五合目までの登りに入り、二合目、三合目、四合目と標高を上げて行きました。

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ついに富士宮口五合目まで来てしまいました。
もう、登頂あるのみです!

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18:30分頃、富士登山にかかりました。
この時点で走行距離は195キロ。
今カノ(910)はそのまま継続し、同時に元カノ(410)も起動し、標高を測ることにしました。

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20:00前に新七合目の山小屋に到着。

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今回、初めて山小屋を利用することにしました。
予約はしてませんでしたが、この日は登山客が少なく、すいていました。
結局エイドには4時間程滞在し、0:00頃出発。
山小屋を出ると見事な夜景が広がっていました。

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さて、ここからは寒さとの闘いでした。
装備は小江戸大江戸と同じ、ジャケットとレインウェア、下はワイルドでした。
ワイルドをやっている登山客は他に一人もいませんでした。。
雨は降ってませんでしたが、風が厳しく、高くなるにつれ冷たくなっていきました。
ひたすら標高を上げ、頂上を目指します。

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ぶるぶる震えながらついに浅間大社に到達!
とうとう頂上まできてしまいました!

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走行距離も200キロ達成!
ついでに剣ヶ峰にも登りました。

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とうとう自宅からここまで来てしまいました。。
さらにお鉢巡りも、と思いましたが、立入禁止になってました。

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時刻は4:30頃。
そろそろ時間です。

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見事な御来光を収めることができました。

あとは無事下山するのみにです。

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しかし、無事とはいかず、何度か足を滑らせ、岩盤に足を打ち付けてしまいましたが大事には至りませんでした。

再び富士宮口5合目まで下りてきてランは終了。8:30のバスに間に合いました。

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走行距離:約207.5キロ
走行時間:約74時間36分(3日間+2時間36分)

そうそう、今カノ(910)は4月頃ベルトが切れ、今ではこんな無残な姿になってます。

こうして自宅からの箱根駅伝&富士登山は2年越しで達成することができました。
今回の収穫は腹痛になっても、時間をかければ、続行するまで回復できることがわかったことです。レースでは通用しないかもしれませんが、今後のロングの際、参考になりそうです。
今回ばかりは、体がぐたぐたになってしまいましたので、しばらくはランは週一の51キロ走に留め、足を休めたいと思います。