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 前回のお話はこちらです。

 



 

 

 

 

 

 

 

前回に引き続き、小1息子が情緒支援学級に在籍した1年を振り返ります。今回は情緒支援学級でデメリットと感じたことについて詳しく掘り下げていきたいと思います。

 

 

 

 

 前回情緒支援学級に在籍したデメリットを

 

 


 

  1. 先生によって支援の質が異なる
  2. 教科学習の時間が少ない

 

 

 

 

と書きました。1に関しては、良い表現ではありませんが、どの学級でも「先生の当たり外れ」はあるので、ある程度受け入れるようにしています。少なくとも息子は今のところ楽しく学校生活を送れているようなので、色々な人に出会うのも大事な経験と思うようにしています。

 

 

 

 

問題は2です。時間割は交流級のものと、息子用にカスタマイズされた支援学級のものと毎週2枚もらうのですが、教科学習の授業数があまりにも違いすぎるのです。一番ひどい例だと、交流級の国語が週10時間あるのに対し、支援学級の国語は週1時間という時もありました。いくら個別指導とは言え、10分の1しかないのは少なすぎます。1学期はひらがな指導だけだったのでそれでも何とかなりましたが、2学期には物語文や漢字も出てきて授業スピードも速くなると、その差は一気に広がりました

 

 

 

 

やむを得ず交流級の時間割を見ながらその週の課題文を家庭で読み聞かせていたりしましたが、平日はZ会の通信講座や市販のドリル類もあるので、もう少し小学校側で教科学習の時間はとれないものか・・・と思い担任の先生に相談してみたところ、以下の回答をいただきました。

 

 



 

  • 今は交流級の図工と生活科・支援学級全体の活動時間を調整した上で教科学習の時間を決めているので、どうしても普通級よりも教科学習の時間は少なくなってしまう。

  • ただ教科学習は完全個別指導で、息子の場合は算数が早く終わってしまうので、残った時間を国語に充てるなどの工夫はしている。

  • 普通級のカリキュラムを全て網羅することはできないが、駆け足になってもできる限り終わらせるようにする。

 

 

 



 

私は内心モヤモヤしました。

 

 

 

 

就学相談の時、「情緒支援学級は普通級と同じ教科書が支給され、同じカリキュラム・進度で授業をする。」と説明されました。息子は読み書きに課題があるものの思考力に課題はないので、年齢相応の思考力を養うためにも、教科学習は普通級と同じカリキュラムを学ばせてあげたいと考え、情緒支援学級を選びました。





「話、違わないか?」と思いましたがそれは担任の先生のせいではないし、そもそも就学相談の担当者がこうした現場の状況をきちんと把握した上で説明していれば、こういった食い違いも防げたのではないかと思っています。