ジョージアン・ヴィクトリアン時代にダイヤモンドの代替品として、価値のあるものとされていたペーストジュエリー
人工物ではありますが、現在のガラスなどと比べるとかなり価値が高いものだったようです。
写真はもともと髪用のコームだったものをブローチに変えたもの。
わざわざ手間を掛けて変更して使用するくらい大切にされていたことが伺えます
こちらのペーストはひとつひとつ真ん中に黒い点のようなものが見えます。
キュレット(カットの一番下の先端部分)をこのように黒くすることで、ダイヤモンドのような奥行きのある輝きを表現していたといいます。
確かに眺めていると、吸い込まれるような奥行きを感じます
古いペーストジュエリーは見る方向によって、オレンジの小さい炎のような光が見えることがあり、それがとても好きです
電気のない当時、ろうそくの元でペーストジュエリーは素敵な輝きを見せたことでしょう