2021年3月11日 | 「GOLDEN BOY」

2021年3月11日

 

東日本大震災から10年が経ちました。

震災により亡くなられた方のご冥福をお祈り致します。

 

震災当時、私は翌年開催のロンドン五輪出場に向けて、練習に取り組んでおりました。

それまで当たり前だった日常が、一瞬にして、そうではなくなりました。

目標にしていたロンドン五輪も目指し続けていいものなのか?

そもそも、スポーツを続けていることが正しいのか?

震災後、悩み続けていました。

 

しかしながら、そんな私の背中を押してくださったのは、

被害を受けて、大変な思いをされていた皆さんであり、同じように被災地で頑張っている地元の仲間達でした。

その支えが、ロンドン五輪出場へと大きく繋がりました。

 

2016年に発足した自転車チーム<DreamSeeker>には、

自転車やアスリートを通じて、被災地を元気にしたいという思いがあります。

ご縁があり、福島県の子供たちとふれあう機会を作って頂き、震災に負けずに明るく元気に育つ子どもたちの成長を見させて頂いています。

その他、これまでの10年間で、様々な出会いがありました。

その中で印象的だったことは、辛かったことより前向きなお話される方が大変多かったことです。

もしかしたら、それは本音ではなかったのかもしれません。

ただ、そのふれあいを通して、アスリートである私がすべきことは、前を見て走り続ける姿を示すことであると感じました。

 

10年を迎えたこれからも、自転車競技のアスリートとして、パフォーマンスを通して、これからもみなさんにエールを送れるよう、邁進して参ります。

 

絶対に忘れない、あの日を。

 

 

新田祐大