昨日、小金井道場少年部の稽古が終わり、たまたま遊びに来ていた女子部黒帯の北村指導員と談笑していたら、1人の男性が道場にいらして、


「私みたいなものでもできるでしょうか?」


と訪ねてくれました。


聞けば30代後半、格闘技経験無しの初心者だそうで、


北村指導員と私は声を揃えて


「全然問題無いです、ウチではヤングチームですよ(笑)と」


長年同じことを言い続けているので、すっかり当たり前のようになってしまったこのセリフ。


でも考えたら、空手をやってみたいけど、年齢で躊躇されてる方は沢山いらっしゃるのかなと…


そこで、30代40代から空手を始めることができる理由を書いてみようかなと、これから空手や格闘技をやってみたい方のご参考になればと思います。


空手道場、格闘技ジム会員の大概は30代、40代の初心者


この事実以外と知られていないのかなと、私もこの業界長くなって来たので当然他の道場の方やジムの方と交流があります。


少年部を除いて一般道場生、一般会員と言われる方のメイン層はどこに聞いてもこの年代の方たちです。


「ウチは10代20代のピチピチの若者ばかりだよ」


なんて話は聞いたことがありません。


理由は後述していきますが、論より証拠、禅道会東京支部一般部の在籍者名簿を見ながら年代別リサーチしてみました。

特別に公開してみたいと思います。



すみません超アナログで、エクセル使えないんです(涙)


それでも一目瞭然ですよね(笑)


ちなみに男女比は、、、以前の記事を読んで察してください。

なお少年部は倍近くいます。


空手を始める一番の理由は?


これも入門誓約書に書いてあるのでわかるのですが、ほとんどの方が


“運動不足”

“ストレス解消”

“ダイエット”

“心身共に鍛える”

“護身”


この5つの中から3つほどの組み合わせです。


“強くなりたい”

とか

“プロになりたい”

とか若者らしいことを書いてる人は、もう片手で数えるくらい(笑)


また経験者で

“昔途中で断念したので”

という人は10パーセントくらいです。


ほとんどの人が、健康目的で道場の門を叩いています。


10代20代の頃に健康なんて気を使わないですから、まあ最近は筋肉ブームなので若い子が筋トレしてたりしますが、あくまで女性にモテたいからですよね。


誰も健康診断の結果なんて気にしてないでしょう(笑)


K-1PRIDE、空手バカ一代、ブルースリー


平成の格闘技ブームのピークは2003年、16年前その時20歳だった人が36歳。実際に格闘技が好きだった人はK-1、UFC、パンクラスがスタートした1993年以前から見てる人も多いですから、そうなると私と同世代40代後半となります。


思春期の多感な頃に格闘技ブームを経験してる人はやはり誰しも一度は格闘技やってみたいという思いを持っているでしょうから。


また私より上の世代の50代の先輩方は”空手バカ一代””ブルース.リー”の影響を諸に受けてらっしゃいます。

潜在的な武道、格闘技ファンは当然多いのです。


和の文化の良さがわかってくる


私が空手を始めたのが21歳、K-1が始まり当時住んでいた高円寺から自転車で通える所に正道会館東京本部がありました。


私の目的はK-1コースでしたから、空手着を着るよりもTシャツとムエタイパンツで練習することでした(当時はまだラッシュガード、コンバットパンツなんて無かったです)


20代の頃はそっちの方が断然カッコ良く見えたものです。


30代過ぎてからです、空手衣を着て黒帯巻きたいと思ったのは(笑)


最近知った事実で、前頭葉というのは30歳まで発達するらしくそれまでは、本能的や衝動的な感覚を理性でコントロールしきれて無い、文化性やインテリジェンスが理解できるようになるのはこれくらいからなんですね。


うちは競技的にはMMAですけれども、武道、空手道という部分を大切にしているので、30代以降の人に好まれているのかもしれません。



体力の衰えを感じ始める


社会人になり、ガムシャラに働いて気がつけば30代半ば、結婚もして子供も育って来て、保育園や幼稚園に行くようになり運動会に参加、久しぶりに走った時自分の記憶のスピードと実際のスピードの違いに脳がパニックを起こして足が絡みつき転んでしまう…


また体の重さを実感し全力疾走する気さえ起きない。


そんな時に、自分の体力の落ち具合に愕然とし、


「このまま老けて行くのか」


と恐怖を感じる。


30代あるあるですよね(笑)


誰しもが10代20代で一度運動をしなくなり、気がつけば10年以上経っていて運動不足が気になる頃です。


そんな時に、ランニングを始める、ジムに通うなど運動を始めてみるが、ただ運動するだけでは物足りない、どうせやるなら若い頃やってみたかった格闘技をやって体を引き締めたい。


みなさんだいたいそんなところから道場に来るようです。


ちなみに体力は道場に来ればあっという間に戻ります。


週一回しか通っていない人でもです。


運動の疲労は、体力の低下よりも、体が慣れていなくて呼吸と動きのタイミングがズレることが大きな原因で、23回通って動きに慣れて来れば、みんなと同じペースで稽古できるようになってしまいます


そうなればもう楽しくて仕方がなくなるので、みんなハマって勝手に健康になり強くなってしまいます。



試合に出なければいけないの?


年に4回関東地区審査会と大会が同日開催していますが、一般部の参加者は東京支部からいつも10人程度、しかもだいたい同じメンバーです。


ですので試合や審査会に出場しているのは14%~20%、80パーセント以上の人が、道場に健康目的で通われている人です。


もう少し出て欲しいなとも思いますが、みなさんほとんどが仕事や家庭を持ちながらですから年に一回参加するかしないか、そんなものです。


もちろん強制的になどということは一切ありません。


怪我の心配はありませんか?


全てのスポーツにおいて怪我の可能性が無いものは残念ながらありません。


ただみなさんが思ってる以上に格闘技の練習中に怪我をする確率は少ない、他のスポーツよりもリスクが少ないと言い切れます。


なぜなら細心の注意を払って指導員が稽古メニューを考えているからです。


正直に言いますと、他のスポーツで怪我して来て稽古休む人多いんです。


スキー、スノーボード、サッカー、草野球…

中には前述した保育園の運動会で転んで鎖骨骨折した人もいました。

しかも試合前日に(笑)


球技やウインタースポーツって、怪我のこと考えてやってる人はほとんどいないですよね、でも考えてください、あんなスピードで山を駆け下りて来たり、あんな硬い球が凄いスピードで飛んで来たり、実はメチャメチャ危険なんですよ。


でも、危険だからとスキーやサッカーや野球やるの躊躇する人はあまりいないですよね?


もちろん試合に出るというのでしたら話は変わりますが、大会ルールも常に怪我の確率を少なくするよう毎回アップデートされていますから。


また仕事柄、顔に傷が付くことを恐れる人も多いですが、稽古中は当てないマススパーしかしませんし、試合も中上級者までは、スーパーセーフという特殊ガラス製の防具をつけますので、顔に痣をつけることはありません。


私たちは格闘技が一歩間違えれば大きな怪我になることをよく知っていますので、他のスポーツ指導員よりも怪我の予防や救急時の対応に敏感です。


まあとにかく、格闘技=怪我という認識は一般の人が過度に持ち過ぎているのかなと、そんなにみんな毎回怪我するようなら今頃道場はとっくに無くなっているはずですから。


物事を始めるのに年齢と経験値は関係ありません。


最初に登場した北村指導員、私と誕生日もまるっきり一緒な同じ年なのですが、始めたのは35歳。


普通の主婦だったのに、3年後には全日本チャンピオンになってプロのリングに上がっていました。


そう空手や格闘技を始めるのに年齢は関係無いのです。


また経験値も関係ありません。


フルコンタクト空手や日本拳法などをやっていたという道場生が、それまで格闘技未経験の道場生と大会で対戦して負けてしまうケースも多々見て来ました。


競技年齢というのは、実年齢とは関係なくその競技を始めたところから。若い頃やり込んでいない人は故障を抱えていないし変な体の癖も無いので、伸び代が沢山あり、むしろ長続きしてどんどん強くなって行けるのです。


先日、支部になったという報告も兼ねて退会した人も含めて初めて年賀状を出したのですが、500枚をいうに超えてました。


それだけの人数に空手を教えて来た私の結論とすると、

物事を始めるのに年齢と経験値は関係無い

の一点につきるのです。


ですので、もし空手や格闘技をやってみたいけど、30代、40代で初心者だから不安だという人がいらっしゃるのであれば


「全然心配いりません!」


と、私ははっきり言い切れます。


ぜひ一度、お気軽にお問い合わせいただきご体験をしていただければ、私の言ってることをご理解してもらえると思います。


禅道会東京WEBサイト

http://www.zendokai-tokyo.com/