今回、関東地区大会では初めて実行委員長を任されまして(大会1週間前にお願いされたのですが、、、)全日本大会に続き、今回も拙い運営でご迷惑をおかけいたしましたが、選手、審判、関係者、ボランティアスタッフのみなさまのおかげで良い大会となりました。

 

誠にありがとうございます。

 

禅道会東京支部からは50名近くの選手が参加、そのうち14名が入賞と大活躍してくれまして、これはもう本当に指導者冥利に尽きることです。

全日本大会に続き、今回も選手としてでもなく、また審判としてでもなく、大会に関わることができまして、沢山の気づきを得られました。

 

せっかくですから私の考える大会運営方法、大会運営の今後に役立てられるよう、また他の先生方や出場選手の参考となるよう記しておきたいと思います。

 

空手大会成功はコンセプトで決まる

これはもう当たり前のことですが、明確なコンセプト、理念があって初めて人は集まってくれます。

 

今回1週間前になって急遽実行委員長をやらなければならなくなったのですが、なぜ大会を開くのか?なぜ大会が必要なのか?この大会を行うということでどう行ったメリットが生じるのか?という部分を明確にするためにもパンフレットの最初の挨拶文を一気に書き上げました。

 

自分自身の軸になる部分をしっかりと作リこむことによって熱を生み中心となり、周りの人に良い影響を与え渦を巻き、場が作られていくのです。

 

選手の育成、指導者の育成

これも当たり前のことですが、まず自分の道場できちんと道場生と向き合って試合に出れるレベルの選手を育成しなければいけません。

 

自分のところからほとんど選手を出さずに、他流派ばかりを集めて大会を開いて資金集めをしている団体もありますが、招聘するにしても失礼な話です。

 

また空手は競技だけに特化するわけではなく人間育成の場ですから、試合に出なくても良いという考え方もあります。

 

しかし向上心旺盛な人材を育成しているならば、試合に出たいという道場生がたくさん出てくるはずなのですが、、、、

 

そのような前向きな指導者が集まって、時には理念がぶつかり合い衝突がありながらも、素晴らしい大会が開けるのです。


本分である空手指導、そして己の稽古もおろそかにしていては、当然良い大会も運営できないでしょう。


 

安全の確保、信用の坦保

空手に限らず、全ての武道、スポーツには怪我が付きまといます。

ましてやある意味RF空手は究極のアマチュアコンタクトスポーツです。

みんな大会翌日には仕事も学校もあるわけですから、生活に支障を来さないよう

これを限りなくゼロに近づける努力をしなければいけません。

 

場慣れした大会ドクター、熟練した審判、安全な防具はもちろん、空手大会の主催者とすると一番大切なのは、技量レベル、体格に応じて無理のないトーナメント作りです。

 

RF武道空手道大会では、段級レベル、年齢学年、体重に応じてクラス、ルールが何段階にも分かれています。

 

出場選手の所属道場の先生方と密に連絡を取りながら、選手一人一人の実力を見極めまた頭に入れることにより実力が拮抗したマッチメークをすることが、好試合を生み、怪我を少なくします。

 

安全の確保、大会における信用の坦保に繋がるわけです。

 

ですので大会中はしっかりと試合を見て次回の大会時における選手データの収集をしなければいけません。

大会時忙しくて試合を見れない時は、終わった後でも動画を見て確認しないと、特に少年は急激に強くなる子もいますから。

 

人を大切にする

大会運営は当然一人ではできません。

運営を手伝ってくれるスタッフがいて初めて成立します。

 

昔の空手や武道大会には旧態然とした理不尽な上下関係で、長時間のり弁当一つで後輩を顎で使いパシリにするようなスタンスでは、いまどき社会では通用しません。

 

私は空手以外で、消防団や青少年健全育成委員会などでボランティア活動をしてきました。

 

その中で一つ学んだのは、ボランティアとは社会に対する義務感や問題意識や善意だけでは人は長続きしないということ。

活動自体を楽しむ余裕と意識がないと続かないということです。

 

役員側の人たちは参加してくれる人に対して、感謝の気持ちと善行を楽しんでもらおう、一体感を持って一緒に楽しもうという意識が無いとダメなんです。

 

現代社会では、みんな生活自体が修行なのですから、武道修行の一環としてボランティアという発想は捨てなければいけません。(将来道場運営で食べて行こうというなら別ですが)

 

共働きで無い時間を切り崩して来てくれている、両親が共働きということは、学生も自分の生活費をアルバイトで稼がなければいけないわけですから、8時間拘束するなら985円(東京都最低賃金)×8時間=7880円、それと同等かそれ以上の価値感がなければその次からは手伝いには来てくれないでしょう。

 

もしも人生修行の気持ちだけで続けられる人がいるならば、それはよほど裕福な家庭に生まれ育った人です。

 

人を大切にする、想像力と思いやりですよね、、、

 

競技愛

武道や空手の試合は、西洋スポーツと違い稽古の一貫、修行の一貫という概念があります。

私自身そのような考え方で育って来ましたし、道場生にもそのように伝えています。

 

しかしその奥底でもっと大切なものは、競技愛だと思います。

 

その競技に惚れ込んで一生かけてでも追求したい、楽しみたい、普及したいという人たちが会場に集まるからそこに熱が生まれるわけです。

 

それは競技を普及するために手軽なもの、娯楽性を高くすれば良いという話でもありません。

実際トライアスロンだったり最近はスパルタンレースのように、人間の極限を追求する競技のニーズもあるくらいですから、ハードな競技であることは問題ありません。

 

ただ「そこに愛があるのかい?」ってことなんです。

 

愛情の無い厳しさはただの虐待ですから、主催側にとことんな競技愛があって、そこに呼応する選手がいて初めて大会は成功します。


大会資金の確保

武道家や空手家がお金の話をするもんじゃないってよくそんな話になるんですけど、もうすでにそういう時代じゃないですよね。

素晴らしい競技を広めて、青少年健全育成活動や健康増進活動をしているのですからもっと堂々とお金の話していいんです。

 

なるべく大会参加費を押さえて選手がたくさんの大会に出場し実力を伸ばしてあげたい、より安全な防具やマットの上で試合をさせてあげたい、レベルの高い大会ドクターを呼びたい、一生懸命手伝ってくれるボランティアスタッフや審判にせめて交通費でもクリーニング代でも出してあげたい、頑張った選手には大きなトロフィーやメダル、副賞品など提供してあげたいなど、そこに愛情があればあるほどお金は必要になります。

 

そうなれば当然広告を出してもらったり、寄付をしてもらうスポンサーが必要になります。

 

ここでもどうも武道家や空手の先生は高尚なものだと、避けてしまう人が多い、単に経済活動が苦手な人が多いだけだと思うのですが、、、、

また武士道を勘違いして捉えてる人も多いのかなと、武士って今で言えば公務員ですから、安定した給料と生活があっての求道心だったわけです。ましてや江戸時代なんて300年も続いた平穏な時代で町民の生活も豊かだったからこそ、貴族文化の真似事として道文化が大衆に広まった。

 

ですから武道の追求というのは、安定した経済があっての話なのです。

 

それこそ空手家のバイブル”空手バカ一代”を今読み返して見れば、それは格闘漫画ではなく、大山編でも芦原編でも道場運営の苦悩を描いた作品でして、大山先生が道場建設や大会開催のために政治家やスポンサーに頭を下げて営業しているシーンもあるんです。

 

どうもそこをすっぽり抜いて山籠りのシーンに特化して記憶してる人が多いのかなと。

 

私もほとんど一人で指導して回っているので、なかなか時間が作れないのが歯がゆいところですが、もっときちんと経済活動にも力を入れて行くつもりです。

 

だいたい「武士は食わねど高楊枝」なんて言ってる人に限って、ケチって利益追及してたりするものです、、、

 

今はクラウドファウンディングなんてものもありますしね、時間が無いは言い訳になってしまいます。

 

大会打ち上げはすべし

この日は、六本木道場の忘年会も兼ねて道場生が経営するハミルトン龍神というお店で打ち上げをしました。(翌週に小金井道場の忘年会も)当然大会後の飲み会なので話題は空手の話ばかり、非常に盛り上がって、、、、あまり記憶がありません(笑)
 
みなさん家庭や次の日の仕事もありますので、現在空手道場の飲み会というのは全ての人が参加できるものではありません。
しかし少人数と言えどもやるべきなんです。
 
昔六本木の外人BARで働いていた時、ラグビーの国際親善試合があると必ず海外の代表選手が飲みに来ていました、前日も当日も。その時に聞いたのですが、国立競技場内にお酒が飲める施設があって試合後は必ず全選手、関係者が集まってビールを飲むのだそうです。ハードに体をコンタクトするスポーツだからこそ、試合後はお互いの健闘を祝杯で称え合うのがイングランドからの伝統的な儀式としてあるのだとか、、、
 
武道や格闘技もそうあるべきですよね、というか海外の大会では必ず盛大な打ち上げパーティーやります。
 
対戦した相手も一緒にです。最近は飲み会に来ない若い人という話もありますが、こういう人は海外で仕事する時に大変なんじゃないかと心配してしまいます。
 
またボランティアで仕事してくれた人も慰労したいですよね、経費の中にスタッフの飲み代くらいは計算に入れてもNPO法上でもなんの問題もないはずです。
 
そういうところも含めて選手だけじゃなく、スタッフ含めて全員が参加して良かったと思える大会作りを、今後はしていかないといけません。

 

次回のRF武道空手道 関東大会は

 

さて今回の大会ですが、急なオファーながらもそれまでの準備や当日のスタッフの頑張り、そして何より選手の頑張りがあって大変盛り上がった大会となりました。

 

本当に感謝しております。

 

しかしこれで満足するわけではなく、今後大会運営をしていく上でさらに熱がある大会にしていくにはどうすれば?という観点で書いてみました。

 

こうみると、つまるところ、理念、愛情、人を大切にする、健全な資金運用ということにまとまります。

 

選手、スタッフ、観客、スポンサー全ての人が一体になり、全員が参加している。全員で作っているという気持ちになれる大会、、、

 

そんな大会なら放っておいても参加者は増えていくはずです。

 

次回の大会は、4月初旬を予定しています。

 

ぜひこのBlogを読んで、大会に出場してみたい、また手伝いをしてみたい、広告を出して協力したいと思ってくれる人がいてくれれば幸いです。

 

このRF空手という素晴しい競技を盛り上げたいという仲間が増えてくれることを願っています。

 

 

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