読書「猟奇文学館3 人肉嗜食」

>先日から読み続けている猟奇文学館シリーズ

「猟奇文学館1 監禁淫楽」、

「猟奇文学館2 人獣怪婚」そして今回は、

「猟奇文学館3 人肉嗜食

11篇の短編集ですが、みんな何らかのかたちで人を食べる話。すごいですね、タイトルだけで読む気にならない方も多いかも。

読み終えて予想通り、衝撃的で凄いです。

私が特に衝撃を受けた作品

・香肉(シヤンロウ)

   香港駐在で自由を満喫している男、食の欲求は性の欲求に勝る…らしい

・肉屋に化けた人鬼

   いったい何人の少年を?、性欲、食欲、承認欲、これがノンフィクションとか、混乱の時代恐ろし

・血と肉の愛情

   地球人とは価値観の違う星の人間、さて彼らの価値観を否定できるだろうか

・燻煙肉の中の鉄

   多くの人類が滅んだ未来、生き残ったわずかな人間は、他種を圧迫しない生き方を選択、結果「草喰い」と「人喰い」に

さて、「なぜ人は人肉を食べてはいけないの」

この短編集を読んで、そんなこと考えてみて下さい。

これで、「猟奇文学館」3冊、読み終えました。3冊でいちばん印象に残った作品

2冊目「猟奇文学館2 人獣怪婚」から

・獣舎のスキャット  皆川博子

    最後の豚舎の出来事が凄まじい

参りました。